購入後もクルマが進化 「KINTO FACTORY」にGRが対応 第1弾はGRヤリス・モリゾウセレクション
公開 : 2022.04.28 07:25
トヨタとKINTOは、「KINTO FACTORY」に「GRアップグレードセレクション」を追加しました。
第1弾はGRヤリス・モリゾウセレクション
トヨタとKINTOは2022年1月、すでに購入されたクルマに、その後の技術革新や経年劣化にあわせてソフトウェア、ハードウェアの機能やアイテムをタイムリーに反映し、クルマを「進化」させる新サービス「KINTO FACTORY」を開始。
当初はトヨタ、レクサスの一部の車種を対象としていたが、2022日4月27日より「GR」を対象とした「GRアップグレードセレクション」をラインナップへ追加。
第1弾としてGRヤリス・モリゾウセレクションを対象に提供を開始した。
技術革新にあわせてクルマの基本性能を向上させる「アップグレード」では、モータースポーツ参戦により得た知見を生かして開発した「エンジン」、「四輪駆動配分」、「ステアリング」を制御する3つのソフトウェアから構成される「GRヤリス・パフォーマンス・ソフトウェア1.0」を提供する。
納車時のGRヤリス・モリゾウセレクションに対して、より機敏なアクセルレスポンスを持たせると同時に、ステアリング操舵力を重めに設定し、フロント寄りの駆動配分とすることで、より安定感のある走行フィーリングを実現。
ユーザーにあわせてクルマの設定を最適化する「パーソナライズ」では、ユーザーの走行データをもとに「エンジン」、「四輪駆動配分」、「ステアリング」を制御する3つのソフトウェアをカスタマイズする「GRヤリス・パーソナライズ・ソフトウェア1.0」を提供。
このメニューは、豊田社長(トヨタ)もドライバー・モリゾウとしてみずからハンドルを握る「ROOKIE Racing」がスーパー耐久シリーズの現場で実践する、「より安全でコントロールしやすいクルマを実現するドライバーにあわせた細かなセッティング変更」から着想を得て開発したという。
レースの現場で実践する、走行データ分析とコンサルティング手法を織り込んでいる。
「GRアップグレードセレクション」は、今後、GRヤリス・モリゾウセレクションだけでなく、プリウスPHV GRスポーツや、GRヤリスRZ、GRヤリスRCなどへ対象車種を拡大するという。
ソフトウェア代金、および施工費用は無料(条件あり)。パーソナライズのみ、走行データの取得とコンサルティング費用として1万5000円/回(税込)が別途発生する。