世にも奇妙なクルマのルール 21選 一度に運べるジャガイモの量って?交通違反で即刑務所行き?
公開 : 2022.04.30 06:05
南アフリカ:故障しても降りちゃダメ
法律というより注意喚起だが、南アフリカの一部の荒れた地域の当局は、クルマが故障してもボンネットの中を覗かないようにとドライバーに呼びかけている。道端をうろついて強盗に遭うか殴られるかよりは、車内にとどまって助けを求める方が安全だからだ。
ロシア:ナンバープレートをきれいに保つ
ロシアでは汚れたクルマの運転は違法だと聞いたことがあるかもしれないが、それは事実ではない。モスクワでは、ナンバープレートが土や塩などで汚れていると、クルマを止められ、罰金を科せられるリスクがあるが、車体そのものをきれいにしておく義務はない。
たちの悪いことに、一部の警察官はこの間違った噂を利用して、何週間も洗車場に立ち寄らないドライバーに罰金を科したり、あるいは賄賂を受け取ったりすることがあるそうだ。この悪しき慣行は一時期、ラジオ局がドライバーに自身の権利を伝え始めたほど広まっていた。
スウェーデン:ライトを点けよう
スウェーデンの法律では、道路状況や天候に関係なく、すべてのクルマは24時間ヘッドライトを点灯する必要がある。ただし、視界が悪くなるまではリアライトを点灯する必要がないので、近年のモデルではデイタイム・ランニングライトだけで切り抜けることもできるかもしれない。
スイス:自宅で洗車しない
スイスでは、車道や自宅の前での洗車は禁止されている。クルマをきれいにすることが悪いのではない。洗車に使用する石鹸など、下水道を汚染する可能性のあるものを禁止しているだけである。スイスでクルマをきれいにするには、最寄りの洗車場に行き、お金を払ってその設備を利用する必要がある。
タイ:ちゃんと服を着てください
タイは高温多湿だが、シャツを着ないで運転する正当な理由にはならない。車内やスクーター、バイクでシャツを脱ぐのは法律違反だ。2014年、当局はこの法律が観光客にも適用されると注意を促し、上半身裸で運転することは違法であり失礼にあたると呼びかけた。
米国:車検なんていらないぜ
米国では、それぞれの州や郡が、定期的な安全検査や排ガス検査を受ける必要があるかどうかを決定する権限を持っている。車齢や車体形状によって免除されるクルマもあれば、検査を完全に廃止しているところもある。ミシガン州、モンタナ州、ノースダコタ州は完全に無検査だ。
米国:荷台に乗ってく?
ハワイでは、一定の条件を満たせばピックアップトラックの荷台に同乗者を乗せることができる。12歳以上であること、車内の座席がすべて埋まっていることが条件だ。これは州内ではよくあることであり、また議論のあるところでもある。無害であり、州の伝統の一部であると主張する人もいれば、人が移動するのにこの上なく危険な方法であると指摘する人もいる。