メルセデス・ベンツ 新型Tクラス、欧州価格発表 アクティブな高級ミニバンは約400万円から

公開 : 2022.05.04 06:05

メルセデスらしい上質なインテリア

インテリアは、マルチファンクション・ステアリングホイール、アンビエントライト(最大8色)、丸型エアベントなど、メルセデスらしい個性的なデザインに仕上げられている。

前席のシートクッションは、ルノーカングーよりも高級志向の作りになっているほか、アームレストやドアパネルなどには人工皮革を採用している。後席は折りたたみ可能で、ラゲッジルームとほぼフラットなフロアにすることができる。

メルセデス・ベンツTクラス
メルセデス・ベンツTクラス    メルセデス・ベンツ

7.0インチのインフォテイメントディスプレイには、Aクラスと同じ車載システムMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)が搭載され、「ヘイ、メルセデス!」の音声コントロールなども可能だ。

ミニバンらしく、大容量のドアボックスや小物入れなど、実用性に重きが置かれている。フロントシートの背面には、折りたたみ式のプラスチック製テーブルが内蔵されている。

スタンダードホイールベース仕様のラゲッジ容量は517Lで、Bクラスより31L多くなっている。

直列4気筒エンジンに7速DCTを組み合わせ

欧州の自動車安全テスト、ユーロNCAPで5つ星を獲得するために安全装備も充実させている。例えば、7つのエアバッグのうち、センターエアバッグは運転席と助手席の間に展開され、側面衝突時に乗員同士が接触するリスクを軽減する。

運転支援システムとしては、タイヤ空気圧モニター、緊急通報機能、ヒルスタートアシスト、横風アシスト、ドライバー監視、クロストラフィック機能付きアクティブブレーキアシスト、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニター、スピードリミットアシストが標準装備される。

メルセデス・ベンツTクラス
メルセデス・ベンツTクラス    メルセデス・ベンツ

パワートレインは、1.3L 4気筒ガソリンと1.4L 4気筒ディーゼルを採用。ガソリンモデルは最高出力102psの「T160」と、131psの「T180」を用意。ディーゼルモデルは95psの「T160d」と、116psの「T180d」を用意している。

全車アイドリングストップ機能を備え、WLTPサイクルの複合燃費は、ガソリンモデルで13.7~15.1km/l、ディーゼルモデルで16.9~18.8km/lとされている。

いずれも6速MTが標準装備され、7速DCTはオプションとなっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    グレッグ・ケーブル

    Greg Kable

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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