「レクサスLX」新型 本格オフローダーで、いかに差別化できるか? オフロード編

公開 : 2022.05.04 20:35  更新 : 2022.05.05 05:40

クロールコントロールでじわり

コースの凹部のギャップは、車体挙動で最大20cm弱くらいか。

クロールコントロールを最低速(約1km/h)にセットして登坂へ。ギャップに嵌る。

レクサスLX600オフロード(テレインカーキマイカメタリック/7人乗り/18インチ)
レクサスLX600オフロード(テレインカーキマイカメタリック/7人乗り/18インチ)    宮澤佳久

……石とタイヤが擦れる音と空転防止のブレーキ制御作動音。

じわりとギャップから抜け出る。

その繰り返しで登り切る。林道セクション同様にルートと操舵に注力するだけでクリア。

クロールコントロールはアクセルやブレーキ操作で上書きでき、そのようにもしたが、速度設定で制御するのが一番確実で楽に踏破できる。

「凄い!を簡単に」がLXの悪路踏破性なのだ。

制限速度120km/hの新東名を含むオンロードセクションへ。

この続きは「内装・公道編」で。

LX600オフロード スペック

レクサスLX600オフロード(7人乗り仕様)

価格:1290万円
全長:5100mm
全幅:1990mm
全高:1885mm
最高速度:-
0-100km/h加速:-
燃費:8.1km/L(WLTCモード)
CO2排出量:287g/km
車両重量:2580kg
パワートレイン:V型6気筒3444ccターボ
使用燃料:ガソリン
最高出力:415ps/5200rpm
最大トルク:66.3kg-m/2000-3600rpm
ギアボックス:10速オートマティック
乗車定員:7名
最低地上高:200mm

レクサスLX600オフロード(テレインカーキマイカメタリック/7人乗り/18インチ)
レクサスLX600オフロード(テレインカーキマイカメタリック/7人乗り/18インチ)    宮澤佳久

記事に関わった人々

  • 執筆

    川島茂夫

    Shigeo Kawashima

    1956年生まれ。子どものころから航空機を筆頭とした乗り物や機械好き。プラモデルからエンジン模型飛行機へと進み、その延長でスロットレーシングを軸にした交友関係から自動車専門誌業界へ。寄稿していた編集部の勧めもあって大学卒業と同時に自動車評論家として自立。「機械の中に刻み込まれたメッセージの解読こそ自動車評論の醍醐味だ!」と思っている。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。
  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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