新型ジェネシスGV60 スタイリッシュな小型電動クロスオーバー 航続距離516km

公開 : 2022.05.09 18:45

ジェネシスは、同社初のEV専用モデルであるGV60の欧州価格を発表。最高出力480ps超の上級車です。

高級志向の小型クロスオーバー

ジェネシスは、欧州向けの新型電動クロスオーバー、GV60の価格と仕様を発表した。同社初のEV専用モデルである。

価格は、12.3インチのインフォテインメント・システム、スマートフォンのワイヤレス充電、および多数の安全システムを標準装備したエントリーモデルの「プレミアム」で4万7005ポンド(約760万円)からとなっている。

ジェネシスGV60
ジェネシスGV60    ジェネシス

73kWhのバッテリーと最高出力228psの電気モーターで後輪を駆動し、航続距離は516kmと謳われている。

中間モデルの「スポーツ」は、フロントアクスルに100psの電気モーターを追加した四輪駆動となっており、総出力は318kmに達する。航続距離は470km。

最上位モデルの「スポーツ・プラス」は、総出力を489psにまで高めた四輪駆動のパフォーマンス仕様だ。航続距離は465kmとされる。

ジェネシスによると、3モデルとも同じ73kWhのバッテリーを標準装備し、350kWの急速充電器を使えば、わずか18分で10~80%まで充電できるという。

欧州ラインナップ拡大続く

オプションとして、コンフォートシート、ナッパレザー、バング&オルフセンのプレミアムオーディオシステム、外部給電を可能にするアウトドアパックなどが設定される予定だ。また、デジタルサイドミラーやパノラミックサンルーフも選択できる。ボディカラーは14色を用意。

英国では6月6日に発売される予定で、現在予約注文が始まっている。

ジェネシスGV60
ジェネシスGV60    ジェネシス

GV60は、ヒョンデ・グループ最新の「E-GMP」プラットフォームを採用している。このプラットフォームを使用するのは、昨年発売されたヒョンデ・アイオニック5キアEV6に続き、3番目となる。

GV60の導入により、ジェネシスが欧州で販売するモデルは6車種に拡大された。今後、高級セダンのG80とSUVのGV70のEVバージョンがこれに続く予定だ。

ジェネシスは、2025年からEVのみを発売し、2030年にICE車の販売を終了すると発表している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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