ポルシェ・マカンEVとアウディQ6 eトロン 2023年発売の新型SUVについて今わかっていること

公開 : 2022.05.10 06:25  更新 : 2023.09.22 18:45

アウディQ6 eトロン

PPEアーキテクチャを採用したアウディの新型EVは、昨年の販売チャートを独占したQ5とサイズやポジションが似ていることから、すぐにベストセラーEVの1つになると予想されている。

これまでのところQ6 eトロンの詳細についてはほとんど明らかになっていないが、アウディは2024年に発売予定のA6 eトロン(PPE採用)のコンセプトカーを発表し、新アーキテクチャへの期待感を高めている。

アウディQ6 eトロンと思われるプロトタイプ
アウディQ6 eトロンと思われるプロトタイプ    AUTOCAR

A6 eトロンのコンセプトは、空力効率とダイナミクスを強調する新しいスタイリングによって、第一世代のEVであるeトロン、eトロンGTQ4 eトロンと差別化されている。

最近目撃されたQ6 eトロンのプロトタイプを見ると、これとほぼ同様のスタイリングを踏襲することが伺える。

現段階では、アウディのトレードマークであるシングルフレームグリル(新型EVではフラットな一体型装飾パネル)、スリムなLEDヘッドライト(A6 eトロン・コンセプトに見られる先進のデジタルマトリクス技術を使用)、冷却空気を流すための多数の通気孔などが特徴として挙げられる。

リアエンドのスタイリングは、既存のQ4 eトロンに近いものになるだろう。同車と同様に、Q6 eトロンも最終的にはクーペスタイルの「スポーツバック」が導入される可能性が高い。

パワートレインについては、A6 eトロン・コンセプトでヒントが与えられている。コンセプトでは、ツインモーターにより最高出力475ps、最大トルク81.5kg-mを発生する。このレイアウトは市販車にも引き継がれる見込みだが、アウディによると、エントリーモデルで低出力のシングルモーター仕様も可能であるという。

アウディはまた、パフォーマンス仕様の「RS」の開発にも取り組んでいる。Q6 eトロンにもRSが導入され、出力向上だけでなくアグレッシブなスタイリング、強化ブレーキ、専用サスペンションなどを特徴とするだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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