2023年型アキュラ・インテグラ オハイオ州メリーズビル工場で生産開始
公開 : 2022.05.10 22:36
ホンダは2023年型アキュラ・インテグラの生産をオハイオ州メリーズビル工場で開始しました。
インテグラ唯一の生産拠点に
米国ホンダは2023年型アキュラ・インテグラの生産を5月5日よりメリーズビル工場で開始したと発表した。
ホンダはアキュラモデルの生産を1995年から米国でおこなっているが、インテグラを生産するのはこれが初めてとなる。
アキュラのラインナップにインテグラが加わったことにより、スポーツセダンのTLX、SUVのRDXとMDX、それにNSXタイプSの5車種すべてがオハイオ州で生産されることになる。
「わたしたちはメリーズビル工場が次世代のクルマ好きをアキュラに引きつける重要な役割を担うインテグラの世界唯一の生産拠点に選ばれたことを誇りに思います」と工場長のアルジュン・ジャラマンはいう。
「すべてのアキュラ車をオハイオ州で製造しているという事実は、わたしたちの豊かな製造力を物語るものであり、お客様に愛される高品質なクルマを製造することに対するホンダの信頼を象徴するものです」
「そして自ら1990年型インテグラを所有していた身として、わたしはこのクルマの持つ興奮を理解しており、われわれの努力の結晶として素晴らしい次世代アキュラ製品が出来上がると確信しています」と彼は語る。
アキュラを象徴するモデル
2023年型インテグラはアキュラを象徴するネームプレートを復活させるモデルだ。
プレミアムで爽快なドライビング体験と流麗なリフトバックのスタイルを新世代のクルマ好きにもたらすという。
アキュラブランドの新しいパフォーマンスのゲートウェイとなるべく、6月初旬より3万800ドル(400万円)から販売されるとのことだ。
インテグラはプレミアム・スポーツ・コンパクトとして唯一の5ドア・リフトバックとすることで柔軟な荷室と洗練されたスタイルの両立を図っている。
オハイオ州アンナのエンジン工場で生産された200psのターボエンジンに6速MTまたはCVTを組み合わせる。高剛性ボディとスポーツチューンされたシャシーによる爽快な走りが魅力だという。
TLXと同じラインで製造
さらにインテグラは他のすべてのアキュラ車と同様、SUVと小型車のような異なるサイズの車両間での衝突性能を高めるべく設計されている。
さらに斜め方向からの衝突時にも高い乗員保護性能を発揮するACEボディ構造を採用している。
Aピラー上部、サイドフレーム、ファイアウォール下部は衝突エネルギーをキャビンの周囲に分散させるように設計されたとのことだ。
メリーズビル工場は2023年型アキュラ・インテグラをグローバルで独占的に生産している。このインテグラはスポーツセダンであるTLXと同じラインを用いているとのことだ。