日産EV「アリア」は38位 トヨタ「ルーミー」が初の登録車1位 4月の車名別販売ランキング

公開 : 2022.05.11 06:45

4月の軽 Nボックスが独走

4月の軽の首位に立ったのは、唯一1万台オーバーで、かつ第2位の倍以上の販売台数(前年同月比7.7%減の1万5450台)を達成したホンダNボックスで、6か月連続でのトップに輝く。

続く第2位には、生産調整の影響で同29.6%減ながら7600台を記録したスズキスペーシアが1ランクアップで位置。

こちらは昨年末に改良新型となったホンダNボックスに採用される電動パーキングブレーキ。全車速対応のACCを手に入れ、王者はますます商品力を高めた。
こちらは昨年末に改良新型となったホンダNボックスに採用される電動パーキングブレーキ。全車速対応のACCを手に入れ、王者はますます商品力を高めた。    ホンダ

第3位には、やはり生産調整の影響で同23.2%減となったものの7270台を登録したダイハツタントが1つ順位を上げて入った。

一方、前月第2位の日産ルークスは、同10.3%減の5093台にとどまって7ランクダウンの第9位に陥落した。

2022年4月 軽自動車の通称名別順位 トップ10

1位 ホンダNボックス:1万5450台
2位 スズキ・スペーシア:7600台
3位 ダイハツ・タント:7270台
4位 ダイハツ・ムーヴ:7116台
5位 スズキ・ハスラー:6690台
6位 ダイハツ・ミラ:6120台
7位 スズキ・アルト:5315台
8位 スズキ・ワゴンR:5160台
9位 日産ルークス:5093台
10位 ダイハツ・タフト:4732台

注目モデルの成績に触れていこう。

ミラ、ワゴンRに根強さ

エコなハッチバックモデルとして根強い人気のダイハツ・ミラは、前年同月比11.0%増(6120台)を成し遂げて第6位にランクイン。

新バージョンのスマイルが販売を牽引するスズキ・ワゴンRは、同6.0%増(5160台)を記録して第8位に入る。

ダイハツ・ミラ・シリーズの「トコット」。昨年9月の一部改良では全グレードにオートライトを標準化。外装色にレイクブルーメタリックが追加された。
ダイハツ・ミラ・シリーズの「トコット」。昨年9月の一部改良では全グレードにオートライトを標準化。外装色にレイクブルーメタリックが追加された。    ダイハツ

また、ホンダS660の生産終了によって軽自動車唯一の2シータースポーツとなったダイハツ・コペンは同47.8%増(362台)、兄弟車のトヨタ・コペンは同45.1%増(193台)を達成。

昨年12月より全ての法人や個人ユーザーも対象にして販売を開始したトヨタC+podは、同1084.6%増(154台)を売り上げた。

さらに、商用車のカテゴリーでは昨年12月に全面改良を実施したダイハツ・ハイゼットカーゴが同30.3%増の7425台を達成している。

なお、登録車と軽自動車を合わせた4月の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが4か月連続での首位に立ち、以降はトヨタ・ルーミー、トヨタ・ヤリス、トヨタ・カローラ日産ノートの順で続く。

前月および前々月と同じく、登録車がトップ5のうちの4モデルを占める“登高軽低”の傾向が続いた。

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