北米トヨタ 2023年型ハイランダー ガソリンエンジンを刷新 265ps

公開 : 2022.05.11 22:56

ドライバーの声を後席スピーカーに

この2023年モデルでは、全グレードで快適な居住空間を追求したという。インテリアはドアトリムからインストルメント・パネルまでスティッチを施されたソフトなパッドで仕上げられている。

ハイランダーは以前から静かな乗り心地を売りにしているが、今回高強度のTNGAプラットフォームの採用により、その水準がさらに高められているという。

トヨタ・ハイランダー
トヨタ・ハイランダー

会話に支障をきたす周波数帯のノイズを抑えるため、リミテッドやプラチナムではサイドウインドウに遮音ガラスが採用されている。そしてドライバーの声を後席のスピーカーから流すシステムにより、後席の乗員との会話も容易になったとのことだ。

また安全装備もぬかりない。トヨタ・セーフティ・センス2.5プラスが標準装備され、数々の最新運転支技術が盛り込まれている。そして3列すべてにサイドカーテンエアバッグが取りつけられ、計8つのエアバッグを装備する。

トヨタはユーザーがより大きなスクリーンを求めていると考えている。それに応えるべく、上級グレードのリミテッドとプラチナムには12.3インチのディスプレイが2つ標準装備されている。

さらに利便性を高めるべく、電動格納式のエクステリアミラーやワイヤレス充電なども標準装備となった。

これら上位2グレードに加えて中間グレードのXLEやXSEにはハンズフリーのパワーリフトゲートが装備されており、手が塞がった状態でもリフトゲートを自動で開閉することが可能だ。

荷室に関しても十分な広さが確保されている。3列の座席をすべて使用した状態でも453L、分割可倒式の3列目シートを倒せば1370Lの空間が広がっている。さらに2列目も倒せば2387Lまで広げることができる。

またキャビン内は3ゾーンのクライメートコントロールが備えられ、全乗員が快適に過ごせるように工夫されているとのことだ。

スポーティグレードは専用チューン

スポーティなXSEでは、オールブラックの専用20インチホイールに235/55R20のオールシーズンタイヤが装着される。

さらにこのグレードではハイレートなスプリング、リアスタビライザー、低摩擦ショックアブソーバーや専用チューンの電動パワーステアリングによりスポーティなフィーリングを実現しているとのことだ。

トヨタ・ハイランダー
トヨタ・ハイランダー

そしてフロントマスク、グリル、ロアスポイラー、ヘッドライトなどはXSE専用のものが採用されている。

さらにルーフレール、ミラーキャップ、ウインドウモールなどはブラックアウトされた他、ツインエグゾーストによりクールさが演出される。

インテリアにおいてはブラックのソフテックス・トリムのシートやカーボン調仕上げのインストルメントパネルによりスポーティさが際立てられているとのことだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 翻訳

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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