三菱、デリカD:5/エクリプス・クロスのリコール届出 エンジンなど 約600件の不具合を確認
公開 : 2022.05.12 16:05 更新 : 2022.05.12 16:18
三菱は、デリカ、およびエクリプス・クロスのリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出ました。
2車種のリコール届出
三菱は、2022年5月12日付で、スライドドアの不具合としてデリカ(2015年12月1日~2020年3月27日製造)6万3123台、原動機(エンジン)の不具合としてデリカ、およびエクリプス・クロス(2019年2月8日~2020年11月20日製造)3万137台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
国土交通省によると、デリカに関する乗降口の不具合については、電動スライドドアの車外開閉用スイッチにおいて、製造不良によりゴムキャップに亀裂が入っているものがあり、亀裂部からスイッチ内部に浸入した水分により通電することがある。
そのため、停車時や極低速走行時などの特定条件下で、意図せずスライドドアが開閉するおそれがあるという。
市場からの情報提供により発覚。18件の不具合が確認されている。なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。
同日に届出がなされたデリカ、およびエクリプス・クロスの原動機(エンジン)の不具合については、エンジンECUにおいて、制御プログラムが不適切なため、EGR(排気ガス再循環装置)経路内にデポジットが多く堆積することがある。
そのため、堆積したデポジットにより、EGR経路内の排気ガスの流量が低下し、エンジン警告灯が点灯してアイドリングストップ機能が停止するおそれがある。または、堆積し硬質化したデポジットが剥がれ落ち、吸気バルブに噛み込むことにより、エンストし再始動できなくなるおそれがあるという(国土交通省の発表)。
市場からの情報提供により発覚。616件の不具合が確認されている。なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。