アウディRS4アバント、RS5に新仕様「コンペティション」追加 欧州 さらなるハードコアの高みへ

公開 : 2022.05.18 06:05

アウディRS4アバントとRS5に、ハンドリングや加速性能、マフラー音を強化したコンペティション仕様が登場。

動力性能とマフラーサウンド強化

欧州向けのアウディRS4アバントとRS5に、ハードコア仕様の「コンペティション」が追加された。ダイナミクスとサウンドが、より強化されている。

RS4アバント・コンペティションおよびRS5コンペティションは、7月にドイツで発売される予定だ。専用のスタイリングやチューニングにより、標準モデルと差別化されている。

アウディRS4アバント・コンペティション
アウディRS4アバント・コンペティション

エクステリアでは、ブラックのバッジ、マットカーボン調のボディトリム、特注デザインのブラックホイール(オプション)を特徴としており、ピレリPゼロ・コルサタイヤを装着することも可能だ。

インテリアも同様に、ブラックのトリムエレメントで装飾されている。

標準モデルとの最も大きな違いは、シャシーにある。車高は10mm下げられ、手動でさらに10mm下げることができる。スプリングレートを上げ、スタビライザーを硬くし、3ウェイ・アジャスタブルダンパーを装着することで「ドライビング・エクスペリエンスを高め、ラップタイムの短縮に貢献」しているという。

また、ディファレンシャルを強化することでハンドリングが改善され、より多くのパワーをタイヤに伝えることができるとのことだ。2.9L V6ツインターボの最高出力は450psのままだが、よりクイックな変速を実現し、加速性能がわずかに向上している。

RS5コンペティションの0-100km/h加速は0.1秒短縮の3.8秒、RS4アバント・コンペティションは0.2秒短縮の3.9秒とされている。

マットブラックのチップを備えた特注のRSスポーツエグゾーストも特徴の1つ。室内への遮音性が低いため、「より強烈なサウンドパターン」を得られるとのことだ。また、このマフラーの採用により8kgの軽量化が実現している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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