BMW M4に「CSL」 100kg軽量化 約20年ぶりのサーキット特化モデル登場

公開 : 2022.05.20 18:25

BMW CSLの歴史

CSLという名称は、これまでにも複数のモデルに採用されてきたが、最後のモデルは2003年のE46型M3だった。直6エンジンを搭載したM3 CSLは、360psと37.6kg-m/4900rpmを発生し、トランスミッションには、よく使われるSMGが採用された。

CSLとは「Coupe Sport Leichtbau(クーペ・スポーツ・ライトウェイト)」の略で、1972年にE9型3.0 CSLに初めて与えられた。このモデルは、BMWが欧州ツーリングカー選手権に参戦するためのホモロゲーションスペシャルとして作られたものだ。

BMW M4 CSL
BMW M4 CSL    BMW

ホモロゲーションとはいえ、レースに特化したコンセプトは大きく変わってはいない。3.0 CSLには、スリムなスチール製ボディ、アルミニウム合金製のドアやトランクリッド、ボンネットなど、多くの軽量化措置が施された。また、欧州仕様にはパースペックス製のサイドウインドウが採用された。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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