メルセデス・ベンツ Eクラス/Sクラス 一部ディーゼルモデルのリコール届出 約2400台
公開 : 2022.05.30 10:25
メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツEクラス/Sクラス計2425台のリコールを国土交通省に届け出ました。
クーラントポンプ不具合
メルセデス・ベンツ日本は、2022年5月25日付で、メルセデス・ベンツE 220d、E 220dステーションワゴン、S 400dなど(2018年1月18日~2020年7月16日輸入)計2425台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
国土交通省によると、ディーゼルエンジンに搭載されているクーラントポンプにおいて、軸受けシールの設計が不適切なため、作動の制御がおこなわれている負圧回路へ冷却水が浸入し、負圧回路の関連部品が作動不良を起こすことがある。
そのため、エンジン警告灯(MIL)が点灯する、出力が低下する、ブレーキ倍力装置の機能が低下するなどの不具合が発生し、排気ガスの再循環装置(EGR)制御用の電磁バルブに作動不良が発生した場合においては、MIL点灯とともに排ガスが悪化するおそれがあるという。
さらに短絡が発生すると発熱して周囲を溶損させることで、最悪の場合、火災にいたるおそれがある。
ドイツ本社からの情報、および市場からの報告により届出となった。本件と同様の不具合は国内において9件確認されている。
なお、同様の不具合による事故の発生は確認されていない。