レクサスLFA後継 6月に一般公開予定 新時代の電動スーパーカー・コンセプト

公開 : 2022.05.31 18:25

レクサスが現在開発中の電動スーパーカーのコンセプトが、英国の自動車イベントでお披露目される予定です。

6月23日一般公開 LFA後継コンセプト

レクサスは、LFAの精神的後継モデルとなる電動スーパーカーを、2030年までの発売を目指し開発中だ。そのコンセプトが、6月に一般公開される予定となっている。

このスーパーカーは、トヨタとレクサスが昨年発表したEVコンセプトカー15台のうちの1台である。6月23日から26日にかけて英国で開催される自動車イベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、新型電動SUVのRZ 450eや、UX 300eの改良型とともに公開される。

レクサスの次期電動スーパーカー
レクサスの次期電動スーパーカー    レクサス

レクサスは、2030年までにすべてのセグメントでEVを展開し、中国、欧州、北米ではEVのみを販売、2035年にはICE車の販売を終了する予定である。

コンセプトは「LFAの開発で培った走りの味、つまり『秘伝のタレ』を受け継いだバッテリーEVスポーツカー」とされている。新型車の開発で得た経験は他のEVにも活かされ、レクサスブランドのダイナミックな走りを強調するための一翼を担う。

レクサスのチーフ・ブランディング・オフィサーである佐藤恒治氏は、「バッテリーEVであっても、走りの味を追求していく姿勢は変わりません。その終わりのない追求は、今後スポーツ・バッテリーEVの開発を通じて、次のステージに向かっていきます」と述べている。

レクサスは、0-100km/h加速のタイムを「2秒台前半」、航続距離を「700km以上」にすることを目標としている。また、全固体電池を早期に導入する可能性がある。

デザインは現在販売されているレクサスのどのモデルとも似ておらず、EVでありながら長いボンネットを特徴とし、キャビンとリアの間に特徴的なシルエットを持っている。また、空力に特化しているであろうパーツの数々、エアインテーク、ロープロファイルタイヤが装着されており、サーキットでの使用を想定していることが伺える。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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