限定394台 ジャガーFペイスに特別仕様車「エディション1988」設定 5.0L V8搭載
公開 : 2022.06.02 06:25
ジャガーは、FペイスSVRをベースとした特別仕様車「エディション1988」を設定。世界394台の限定生産となります。
ル・マン24時間優勝にオマージュ
V8エンジンを搭載したジャガーFペイスSVRに、レースの歴史にインスパイアされた特別仕様車「エディション1988」が設定された。
Fペイスとしては初となる限定モデルで、グロスパープルのボディカラー、ゴールドの22インチ鍛造アルミホイール、ゴールドの内外装アクセントなど、独自のスタイリングを特徴としている。
また、リアエンドには「Edition 1988」のロゴが入るほか、エボニーレザーシートやカーボンファイバーを多用したインテリアなど、細部にもこだわりが見られる。
1988年のル・マン24時間レース(車名の由来)でジャガーXJR-9 Mが優勝した周回数と同じ、394台のみが生産される予定だ。英国価格は10万1550ポンド(約1640万円)で、ベースとなったFペイスSVRより2万ポンド(約320万円)ほど高く設定されている。
パワートレインは、SVRと同じ最高出力550psのスーパーチャージャー付き5.0L V8ガソリンエンジンだ。
6月11日に開催されるル・マン24時間レースで、実車が一般公開される予定。
高性能SUVに「個性」と「限定性」を追加
ジャガーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)部門のコマーシャル・ディレクターであるマーク・ターナーは、次のように述べている。
「2019年の登場以来、ジャガーFペイスSVRは、非常に個性的で満足感のあるハイパフォーマンスカーとしての地位を確立しています」
「こうした資質と、これまでFペイスに導入されたことのない高度なパーソナライゼーションを組み合わせることで、エディション1988はさらに魅力的なモデルとなりました。販売台数が限られているため、FペイスSVRの中でも最も需要が高くなるでしょう」
ジャガーは、2025年からEVのみの高級ブランドとなる予定だ。今回のエディション1988は、内燃エンジン搭載のFペイスにおいて(またジャガー全モデルにおいても)、残り数少ない特別仕様車となるはずだ。
現在販売されているEVはIペイスのみで、今後登場するモデルについては不明な点が多いが、「パンテーラ」と呼ばれるEV専用プラットフォームの導入は明らかにされている。デザインについては、これまでのジャガーとは根本的に異なるものになるだろう。