BMW 約20年ぶり耐久レース最高峰へ復帰 新型LMDhマシン公開 最高出力680psのV8ハイブリッド

公開 : 2022.06.06 18:25  更新 : 2022.11.01 08:45

ワイドなキドニーグリル採用

エクステリアは、BMWの市販モデルの特徴を取り入れたデザインとなっている。

フロントエンドのキドニーグリル(ミドマウントのV8エンジンへ空気を送る)をはじめ、「フック」スタイルのサイドミラー、独特のリアライトデザイン、さらにはBMWのトレードマークであるホフマイスター・キンクを模したサイドグラフィックが特徴的だ。

BMW MハイブリッドV8
BMW MハイブリッドV8    BMW

レースデビューにあわせてスポンサーのカラーリングが施される予定だが、公開されているカモフラージュ柄は1976年のBMW 3.0 CSL、1981年のBMW M1、1986年のBMW GTP、そして最近のBMW M8 GTEなど、往年のレーシングカーを連想させる。

BMWグループ・デザインワークスのグローバル・オートモーティブ・ディレクターであるマイケル・スカリーは、次のように述べている。

「わたしのチームの仕事は、BMW MハイブリッドV8をBMWらしく見せること、そしてレース・トラックでBMWらしいパフォーマンスを発揮できるようあらゆる機会を捉えることでした」

「デザインはBMWのDNAに根ざしており、エクステリアの大胆で決然としたキャラクターは、ターボパワーのフロンティアマンシップを示し、最適化されたハイブリッド・パワートレインと一体化しています」

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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