クルマ好きが乗るべきファミリーカー 中古で選ぶ「楽しい」欧州車 10選

公開 : 2022.06.11 18:25

BMW M5ツーリング(2007~2010年)

今回の記事で、首位のアウディに肉薄したのはBMWの高性能ワゴンだ。5.0L V10エンジンは、最高8250rpmまで回転する、過去四半世紀で最も偉大なエンジンの1つである。

信頼性の問題により、過去の所有者に傷跡を残してきたことは否めないだろう。しかし、毎日の通勤や買い物をファン・パブロ・モントーヤの最終ラップのように感じさせてくれるM5は、類まれなセンスの持ち主である。

BMW M5ツーリング(2007~2010年)
BMW M5ツーリング(2007~2010年)

アウディRS2アバント(1994~1995年)

走って面白いファミリーカーは、アウディRS2アバントなしに語ることは出来ない。現在に続く「RS」シリーズの原点で、アウディ80がベースになっている。

ポルシェがサスペンションとエンジンに手を加え、2.2L 5気筒ターボから最高出力315ps、最大トルク41.7kg-mを発生させた。このパワーはトルセン式のクワトロシステムによって制御されている。

アウディRS2アバント(1994~1995年)
アウディRS2アバント(1994~1995年)

パワートレインも素晴らしいが、何より評価したいのはデザインだ。アバントのボディスタイルは、過激さを表に出さないクールさとファミリー向けの実用性を兼ね備えた、今日でも美味しいレシピなのである。RS2は生産台数が3000台に満たず、希少価値が高い。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ピアス・ワード

    Piers Ward

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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