都心で映える街乗り車 中古で選ぶ「個性的」なコンパクトカー 10選 乗れたらエライ?

公開 : 2022.06.11 18:45  更新 : 2022.06.15 10:03

スズキ・セルボ(1979~1982年)

日本ではセルボ、欧州ではSC100として販売されていた。素晴らしいエンジン音とシャープなラック&ピニオンステアリングを備え、たった655kgしかない車重で街中を駆け回ることができる。

ボディ後部に積まれた550ccの2ストロークエンジンで後輪を駆動する、圧倒的にクールで無邪気なコンパクトカーであり、40年前のクラシックカーとしての価値も高い。

スズキ・セルボ(1979~1982年)
スズキ・セルボ(1979~1982年)

オートザムAZ1(1992~1994年)

軽自動車は面白い。マツダがデザインし、オートザムブランドで販売されたこのコンパクト・スーパーカー(全長3.3m以下)は、コンクリートジャングルを軽快に通り抜け、狭い駐車場でもガルウィングドアのおかげで楽に乗り降りできる。

ミドマウントされた3気筒ターボエンジンは、たくさん回して走るのが気持ちいい。しかめっ面でAZ1を運転している人を見かけることはないだろう。

オートザムAZ1(1992~1994年)
オートザムAZ1(1992~1994年)

アストン マーティンシグネット(2011~2013年)

自動車史上、最もありえない企業提携により、アストン マーティン・シグネットが生まれた。トヨタiQをベースに、英国ブランド流の仕上げを施した高価な4シーターだ。V12エンジン搭載のDBSで買い物に行けない、都市生活者向けのアストン マーティンである。

ところがどうだろう。売れなかったからこそ、10年経った今でも驚くほど高い価値を保っているのだ。資金に余裕があり、他とは違う高級志向のコンパクトカーに乗りたければ、シグネットをぜひ。

アストン マーティン・シグネット(2011~2013年)
アストン マーティン・シグネット(2011~2013年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    平成4年生まれ愛知在住。幼少期から乗り物好き。住宅営業や記事編集者といった職を経て、フリーランスとして自動車メディアで記事を書くことに。「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。

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