グラディエーター話題 ジープ×アメリカンBBQ 肉とともに噛みしめるジープの世界観

公開 : 2022.06.08 16:05  更新 : 2022.06.28 08:56

肉とともに噛みしめる世界観

グラディエーターに乗れなかったことに少しガッカリしていたわれわれだが、ビリーの熱のこもった話を聞いたことで、考えが変わった。

試乗する機会がより楽しみになったのである。

アメリカンBBQとともにアメリカの文化を体感した試乗会だった。
アメリカンBBQとともにアメリカの文化を体感した試乗会だった。    宮澤佳久

そしてプレゼンの間中、漂ってくるアメリカンBBQの匂いでハラペコになっていた。

そういえば今回のイベント名は「『Jeep Real Grill』Jeep New Gladiator」プレス試乗会とある。

ハナっから主役はアメリカンBBQだった?

プルドポークやポークリブ、ビーフリブアイフィンガーなどなど、これら本場のアメリカンBBQ料理と、日本人が考えるBBQとの大きな違いは「直火で調理しない」ということに尽きる。

丁寧に下味をつけ、時間を掛けてスモークし、アルミホイルで包んでやさしく加熱する。

ワイルドさが売りだとばかり思っていたアメリカンBBQは、極上のスローフードだったのである。

これと同じように、恐らくわれわれ日本人は、まだジープの本質を理解していないのかもしれない。

グラディエーターの売りはワイルドさではなく、アメリカの文化が育んだ本当に使えるSUVであること! なのだと後日ビリーが筆者の夢に出てきて、なぜか流暢な日本語で力説していた、気がする。

その昔、アメリカ文化丸出しのアメ車は日本市場ではまったく売れなかった。

だが時代は変わった?

いやインポーターの啓蒙のしかたが適切になったのかも。

グラディエーターはオーナーの人生を変える! まだ乗ってもいないのに、そう信じている自分がいる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    吉田拓生

    Takuo Yoshida

    1972年生まれ。編集部員を経てモータリングライターとして独立。新旧あらゆるクルマの評価が得意。MGBとMGミジェット(レーシング)が趣味車。フィアット・パンダ4x4/メルセデスBクラスがアシグルマ。森に棲み、畑を耕し蜜蜂の世話をし、薪を割るカントリーライフの実践者でもあるため、農道のポルシェ(スバル・サンバー・トラック)を溺愛。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。

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