スペイン発のホットな都市型クロスオーバー 新型クプラ・アーバンレベル発表
公開 : 2022.06.09 18:25 更新 : 2023.09.07 01:43
スペインの自動車ブランド、クプラは新型EVのアーバンレベルを発表しました。全長4mとコンパクトながら、最高出力234psを発揮する高性能モデルです。
都市型電動クロスオーバー
スペインの自動車ブランド、クプラは、新型EV「アーバンレーベル」を発表した。昨年のミュンヘン・モーターショーで公開されたコンセプトをベースとする小型クロスオーバーである。
クプラ・ボーンや、同時に発表された新型タバスカンに続く同社3番目の完全EVで、2025年に発売される予定。フォルクスワーゲン・グループにおける高性能ブランドとして走行性能に特化した設計が施されている。
新型アーバンレベルに採用されたプラットフォーム「スモールMEB」は、ホイールベースが2600mmと短く、フォルクスワーゲンのID.3とe-Upのほぼ中間に位置する。都市部での利便性と、コストを抑えながら4人が乗れるスペースを確保することを目的としたものだ。
全長4036mm、全幅1975mm、全高1576mm。最低地上高は218mmと、コンパクトながら高い着座位置により視界を確保。乗り降りもしやすくなっている。
クプラ独自の尖ったデザイン
デザインの特徴としては、ボンネットの2本の「テンションライン」、サイドの筋肉質な形状、ブラックアウトされたAピラーが挙げられる。ID.3をベースとするボーンとは異なり、既存モデルをベースに作られていないため、クプラ独自のスタイリングがより色濃く反映されている。
クプラの発表によると、最高出力234ps、0-100km/h加速は6.9秒に達するという。バッテリーの容量は不明だが、航続距離は439kmとされている。
インテリアも既存モデルとは大きく異なる。コッパーのフローティング・センターコンソール、ワイドスクリーンのセンタータッチディスプレイ、紫色のアンビエントライト、ゲーム機をイメージしたステアリングホイール・コントロールなど、ミニマルながらも印象的なインテリアを演出している。
持続可能性を重視し、リサイクルポリマーや「バイオベース」の素材を全体に使用する。また、無線によるソフトウェア・アップデート機能を搭載し、車両購入後も機能を追加できるほか、都市部のカーシェアリングやレンタルサービスでの利用も可能だ。