ヤマハ・セローXT250など2モデル リコール届出 エンジンコントロールユニット不具合

公開 : 2022.06.14 17:05  更新 : 2022.09.26 14:41

ヤマハは、セローXT250など2モデル、計1万5089台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出ました。

エンジンコントロールユニット不具合

ヤマハは、2022年6月14日付で、セローXT250など2モデル(2018年8月9日~2020年7月31日製造)計1万5089台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

国土交通省によると不具合の内容は3件。いずれもエンジンコントロールユニット(ECU)のプログラムに起因する。

ヤマハ・セローXT250
ヤマハ・セローXT250    ヤマハ

ECUのプログラムが不適切なため、スロットルをわずかに開けた状態を保持すると、ECUがスロットルは閉じていると認識して燃料を減らし、燃焼室内に吸入される混合気が薄くなる。

その状態からスロットルをゆっくり開けると、さらに混合気が薄くなり、最悪の場合、エンストするおそれがある。

また、同ECUのプログラムが不適切なため、スロットルをわずかに開けた状態を保持すると、過度に燃料を増量して燃焼室内に吸入される混合気が濃くなるので、薄くしようと燃料を減らす制御が入る。

その状態からスロットルを閉じると、燃料を増量する制御は停止するが、燃料を減らす制御は継続するため、混合気が薄くなり、最悪の場合、エンストするおそれがある。

さらに、暖機途中にアイドリング状態を継続すると、排出ガスをクリーンにするために燃料を減らす制御が入り、燃焼室内に吸入される混合気が薄くなる不具合が確認されている。

そのため、エンジン回転が不安定になり、最悪の場合、エンストするおそれがある。

改善策として、全車両、エンジンコントロールユニットのプログラムを対策プログラムに書き換える。

市場からの情報によりリコール届出。なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。

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    AUTOCAR JAPAN

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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