【詳細データテスト】BMW2シリーズ FRの魅力は健在 220iは日常使いに おすすめは230i

公開 : 2022.06.18 20:25  更新 : 2022.07.11 06:58

スペック

レイアウト

BMW伝統のレイアウトを踏襲する2シリーズクーペ。4WDも設定されるが、ベースはエンジンフロント縦置きの後輪駆動だ。

サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがマルチリンク。実測したテスト車の重量は1546kgで、前後重量配分は51:49だ。

エンジン

BMW伝統のエンジン縦置きFRレイアウトがベースの2シリーズクーペ。テスト車の重量は1546kgで、前後重量配分は51:49だった。
BMW伝統のエンジン縦置きFRレイアウトがベースの2シリーズクーペ。テスト車の重量は1546kgで、前後重量配分は51:49だった。

駆動方式:フロント縦置き後輪駆動
形式:直列4気筒1998ccターボ、ガソリン
ブロック・ヘッド:アルミニウム
ボア×ストローク:φ94.6×82.0mm
圧縮比:11.0:1
バルブ配置:4バルブDOHC
最高出力:184ps/5000~6500rpm
最大トルク:30.6kg-m/1350~4000rpm
エンジン許容回転数:6600rpm
馬力荷重比:123ps/t
トルク荷重比:20.5kg-m/t
エンジン比出力:92ps/L

ボディ/シャシー

全長:4537mm
ホイールベース:2741mm
オーバーハング(前):831mm
オーバーハング(後):965mm

全幅(ミラー含む):2026mm
全幅(両ドア開き):3920mm

全高:1404mm
全高(トランクリッド開き):1640mm

足元長さ(前席):最大1180mm
足元長さ(後席):最大740mm
座面~天井(前席):最大1025mm
座面~天井(後席):855mm

積載容量:390L

構造:スティールモノコック
車両重量:1490kg(公称値)/1546kg(実測値)
抗力係数:0.26
ホイール前/後:8.0Jx19/8.5Jx19
タイヤ前/後:225/40 R19 96Y/255/35 R19 93Y
ピレリPゼロ
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット)

変速機

形式:8速AT
ギア比/1000rpm時車速〈km/h〉
1速:5.25/8.4 
2速:3.36/13.2 
3速:2.17/20.4 
4速:1.72/25.7 
5速:1.32/33.6    
6速:1.00/44.3 
7速:0.82/53.9 
8速:0.64/69.2 
最終減速比:2.81:1

燃料消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:12.0km/L
ツーリング:16.6km/L
動力性能計測時:7.9km/L

メーカー公表値:消費率
低速(市街地):11.1km/L
中速(郊外):15.4km/L
高速(高速道路):18.2km/L
超高速:-km/L
混合:15.4km/L

燃料タンク容量:52L
現実的な航続距離:626km
CO2排出量:148g/km

サスペンション

前:マクファーソンストラット/コイルスプリング、スタビライザー
後:マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.2回転
最小回転直径:11.1m

ブレーキ

前:348mm通気冷却式ディスク、4ポット
後:345mm通気冷却式ディスク、1ポット
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:自動、センターコンソールにスイッチ設置

静粛性

アイドリング:35dBA
全開時(4速):73dBA
48km/h走行時:54dBA
80km/h走行時:62dBA
113km/h走行時:69dBA

安全装備

ABS/ESC/AEB/EBD/ブレーキフェード軽減制御/6エアバッグ
Euro N CAP:5つ星
乗員保護性能:成人82%/子供81%
交通弱者保護性能:67%
安全補助装置性能:64%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温13℃
0-30マイル/時(48km/h):2.5秒
0-40(64):3.9秒
0-50(80):5.5秒
0-60(97):7.3秒
0-70(113):9.9秒
0-80(129):12.8秒
0-90(145):16.5秒
0-100(161):21.3秒
0-110(177):27.5秒
0-402m発進加速:15.9秒(到達速度:142.3km/h)
0-1000m発進加速:29.0秒(到達速度:186.5km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
トヨタGT86(2012年)
テスト条件:乾燥路面/気温18℃
0-30マイル/時(48km/h):2.8秒
0-40(64):4.1秒
0-50(80):5.6秒
0-60(97):7.4秒
0-70(113):9.5秒
0-80(129):12.0秒
0-90(145):15.2秒
0-100(161):18.8秒
0-110(177):24.5秒
0-402m発進加速:15.7秒(到達速度:147.3km/h)
0-1000m発進加速:28.4秒(到達速度:187.8km/h)

中間加速

20-40mph(32-64km/h):2.9秒(2速)/3.3秒(3速)/4.3秒(4速)

30-50(48-80):2.9秒(2速)/3.3秒(3速)/4.0秒(4速)/5.5秒(5速)/8.0秒(6速)

40-60(64-97):3.5秒(3速)/4.2秒(4速)/5.5秒(5速)/7.7秒(6速)/10.5秒(7速)

50-70(80-113):4.2秒(3速)/4.5秒(4速)/5.8秒(5速)/8.0秒(6速)/11.1秒(7速)/16.8秒(8速)

60-80(97-129):5.4秒(3速)/5.1秒(4速)/6.2秒(5速)/8.8秒(6速)/12.1秒(7速)/19.3秒(8速)

70-90(113-145):6.3秒(4速)/6.7秒(5速)/9.7秒(6速)/13.7秒(7速)

80-100(129-161):8.1秒(4速)/7.9秒(5速)/11.0秒(6速)

90-110(145-177):11.3秒(5速)

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温13℃
30-0マイル/時(48km/h):8.2m
50-0マイル/時(64km/h):22.8m
70-0マイル/時(80km/h):44.8m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.53秒

ライバルの制動距離

トヨタGT86(2012年)
テスト条件:乾燥路面/気温18℃
30-0マイル/時(48km/h):8.8m
50-0マイル/時(64km/h):24.4m
70-0マイル/時(80km/h):47.3m

各ギアの最高速

1速:56.3km/h(6600rpm)
2速:86.9km/h(6600rpm)
3速:135.2km/h(6600rpm)
4速:170.6km/h(6600rpm)
5速:222.1km/h(6600rpm)
6速:236.6km/h(5330rpm)
7速:236.6km/h(4381rpm)
8速(公称値):236.6km/h(3411rpm)

8速・70/80マイル/時(113km/h/129km/h):1628rpm/1861rpm

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    英国編集部ロードテスト・エディター
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 撮影

    リュク・レーシー

    Luc Lacey

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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