アルピーヌ A110の限定仕様車「ツール・ド・コルス75」公開 ラリー風デザイン採用
公開 : 2022.06.17 19:45 更新 : 2022.11.01 08:49
アルピーヌは、A110の限定仕様車を発表。1975年のラリー「ツール・ド・コルス」にインスパイアされたモデルです。
ラリーで活躍した初代A110にオマージュ
アルピーヌは、A110の限定モデル「ツール・ド・コルス75」を公開した。1975年のラリー、ツール・ド・コルスにオマージュを捧げたもので、150台の限定生産となる。
エクステリアは、同ラリーでランチア・ストラトスHFに次ぐ2位となったA110の初代モデルにインスパイアされている。鮮やかなイエローカラー、ブラックのボンネットとルーフ、そしてサイドとリアのストライプが特徴的だ。
左フェンダーには「Tour de Corse 75」のサインが添えられる。リアでは、ストライプとブレーキランプで1975年のツール・ド・コルスに出場したA110のゼッケン番号「7」を表現している。
グロスホワイトの18インチホイールと、オレンジのブレーキキャリパーが装着されている。
リアエンドには「7」の数字が
パワートレインは、現行のA110 GTおよびSと同じ最高出力300psの1.8L 4気筒エンジンを採用。性能はまだ明らかにされていないが、A110 S の0-100km.h加速4.2秒、最高速度275km/hから変更はないものと思われる。
インテリアでは、サベルト製バケットシートに「Tour de Corse 75」の刺繍を配し、レーシング・ハーネスも装着できる。標準モデルと同様、アップル・カープレイとアンドロイド・オートに対応した最新のインフォテインメント・システムが搭載されている。
150台のみが製造され、1台1台にシリアルナンバー入りのプレートが付けられる。日本での販売は不明だが、英国で販売されるのは5台のみで、価格は6万6855ポンド(1110万円)から。
2017年に発売されたA110は、2026年にロータスと共同開発中の後継モデル(EV)に置き換わる予定だ。
アルピーヌはスポーツカー中心のブランドから脱却し始めており、次期ルノー5の高性能モデルを2024年に発売するほか、電気駆動の新型SUV「GT X-Over」を2025年に投入する予定だ。