新型「ランボルギーニ・カウンタック」が、日本にやって来た! 初代の発表から50年

公開 : 2022.06.21 20:47  更新 : 2022.06.22 12:50

新型「カウンタック」が日本上陸。納車が始まります。6.5L V12に電動の技術を組み合わせた限定車で、112台だけ生産されます。

最高速度355km/hの電動モデル

ランボルギーニ ジャパンは、往年のスーパーカーを代表する存在であるカウンタックの新型モデルを日本初公開した。

新たなモデル名は、ランボルギーニ・カウンタックLPI 800-4(エルピーアイ800ダッシュ・フォー)。2021年8月に北米の自動車イベントで世界デビューを果たし、驚きをもって迎えられた。

ランボルギーニ・カウンタックLPI 800-4
ランボルギーニ・カウンタックLPI 800-4    宮澤佳久

初代の誕生から半世紀。新型は、48V電気モーターとスーパーキャパシタを備えるV12エンジンを搭載した電動モデルだ。

エンジンの最高出力は780hp、モーターの出力は34hp、合計最高出力は814hpに達する。最高速度は355km/hだという。

日本披露会では、伊ランボルギーニのデザイン部門を率いるミティア・ボルケルト氏がオンライン形式でイタリアから参加。

新型のデザインについて次のように想いを語った。

「カウンタックに対する愛情」が形に

「ランボルギーニのDNAを確立した初代の誕生から50年を迎えた昨年、その美を讃えて50周年を祝いたいという想いから手掛けました」

「未来を見据えて描かれた初代の宇宙船的なデザインからインスパイヤを受け、21世紀版のクンタッチ(カウンタック)となるわけですから、初代が持っている私の大好きなラインをすべて採り入れています」

ランボルギーニ・カウンタックLPI 800-4
ランボルギーニ・カウンタックLPI 800-4    宮澤佳久

「最近のクルマの中でも、例えばランボルギーニ・シアンのようなモデルは、カウンタックの極端な解釈と捉えることができ、オートクチュール的だと言えるでしょう。それに対して新型は、実にピュアなデザインです」

「ランボルギーニに加わって以来、数々のカウンタックを研究してきましたし、何度もミュージアムを訪れました。それに、日本のランボルギーニ・イベントにも参加してたくさんの車両を見ています。新型は、わたしのカウンタックに対する愛情を表現したと言っても過言ではありません」

会場に展示されたのは、なんと日本のオーナー向けに納車される車両だという。

全世界112台限定で製造される新型カウンタックは、わずかな台数だがこの国にもやってくるようだ。走る姿を目にするのが待ち遠しい1台の登場だ。

記事に関わった人々

  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。
  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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