新型フェラーリ・デイトナSP3 最高出力840psのV12ミドシップ・スーパーカー 英国で公開

公開 : 2022.06.24 06:25

圧倒的な出力重量比 重量配分も最適化

レトロフューチャー的なデザインはインテリアでも同様で、過去のレーシングカーをモチーフにしながらも、現代のグランドツアラーに匹敵する洗練性を目指している。全高1142mmと非常に低く、ドライバーとパッセンジャーは他のどんなフェラーリよりも低い位置に着座することになる。

シェル、シャシー、ボディワークの一部に軽量な複合素材を使用したデイトナSP3の乾燥重量はわずか1485kgで、1トンあたり565psというパワーウエイトレシオを実現しているほか、ミドエンジン・レイアウトにより前後重量配分も最適化されている。

フェラーリ・デイトナSP3
フェラーリ・デイトナSP3

また、ピレリPゼロ・コルサはデイトナSP3専用に開発されたタイヤで、グリップの低い状況での安定性を高めている。さらに、ハードコーナリング時にブレーキを作動させてヨーアングルを制御する「フェラーリ・ダイナミック・エンハンサー(FDE)」も搭載している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

コメント

おすすめ記事

 
×