日産、マクラーレンにフォーミュラEパワートレイン供給へ 技術パートナーシップ発表
公開 : 2022.06.25 06:45
日産とマクラーレン・レーシングは、ABB FIAフォーミュラE世界選手権における技術パートナーシップを発表しました。
Gen3パワートレイン供給へ
日産とマクラーレン・レーシングは、ABB FIAフォーミュラE世界選手権における技術パートナーシップを発表した。
日産はパワートレインを、シーズン9(2022~23年)からマクラーレン・レーシングへ供給する。
英国の名門チームであるマクラーレン・レーシングは、Gen3マシンが導入されるシーズン9からフォーミュラEに参戦することを発表している。
このパートナーシップにより、同チームにはGen3マシンが使用される期間を通じて、日産のEVパワートレインが供給される。
日産は2022年の4月にe.damsチームの買収を発表し、フォーミュラEの活動を強化。
日産とマクラーレンは今後、緊密に連携しながら、フォーミュラEに挑む。
日産の最高執行責任者であるアシュワニ・グプタ氏は「日産とマクラーレン・レーシングとのパートナーシップは、さまざまなコラボレーションとノウハウの共有を強力に推進するものとなるでしょう」
「日産とマクラーレンに共通するのは、パイオニア精神とイノベーションを貪欲に追求する姿勢です。日産がフォーミュラEに参戦し、クルマの電動化を推進していくうえで、マクラーレンは理想的なパートナーであると考えています」とコメントした。
マクラーレン・レーシングのCEOであるザック・ブラウン氏は、「フォーミュラEに初めて参戦するマクラーレンは、チームを編成するにあたり、あらゆる面で最高のパートナーを探していました」
「中でも技術は大切な要素の1つでしたが、日産は過去4シーズンにわたって献身的にレースに取組み、その知見と技術を証明してきました。今後、Gen3マシンが導入されるにあたり、このコラボレーションは両者に多くの成功をもたらすと確信しています」
「両チームのパフォーマンスを向上させ、日産のフォーミュラE用パワートレイン技術の開発を強力に推進することになるでしょう」とコメントした。