この見た目で公道OK? 1人乗り小型EV「スピアリング」 1億円以上の限定生産モデルとして発売へ
公開 : 2022.06.28 18:25
ヒルクライム記録更新 わずか9.0秒で300km/hに
マクマートリー・スピアリングは6月26日、英国のグッドウッド・サーキットにおけるヒルクライムで39秒08というタイムを叩き出し、最速記録を更新した。これは、2019年のフォルクスワーゲンID.Rより0.8秒短いタイムである。
元F1ドライバーのマックス・チルトンがハンドルを握り、26日午後に行われた公式タイムアタックに挑んだ。グッドウッド・サーキットでは、23日から26日にかけて英国最大級の自動車イベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」が開催されていた。
マクマートリーは前週、スピアリングで記録更新を目指すと発表。全長わずか3200mm、全幅1500mmというサイズは、グッドウッドのタイトなコースで優位に働いた。同日のタイムアタックでは、最高出力2000psのフォード・スーパーバン4、ポルシェGT4 Eパフォーマンス(同1087ps)も出走したが、最終的にスピアリングがトップに立つことになった。
マクマートリーは、スペアリングの詳細をまだ明らかにしていないが、1000kgを下回る車重に1000ps以上のパワーを実現し、ブガッティ・シロンよりも40%優れたパワーウエイトレシオを実現すると述べている。その結果、0-300km/hをわずか9.0秒で駆け抜けるという。