それ、クルマの寿命縮めてます… 愛車にやってはいけないこと 20選 費用節約にも

公開 : 2022.07.03 06:05

走行中にギアを「リバース」に入れる

完全に停止しているとき以外は、絶対にギアを「リバース」に入れないように。トランスミッションが破損する可能性がある。オートマチック・トランスミッション(AT)車の場合、特に新しい車種であれば対策が施されているので心配は少ないが、マニュアル車の場合、前進中に誤ってリバースに切り替えてしまう可能性がある。

比較的新しいAT車では問題ないが、MT車では要注意。
比較的新しいAT車では問題ないが、MT車では要注意。

過度な改造

アフターマーケットには、クルマを改造するためのパーツがたくさんあるが、どこで「線引き」するかが重要だ。上級のサウンドシステムを取り付ける程度であれば、リセールバリューが急激に落ちることはないだろうが、修正のきかない変更(ドアハンドルを削るなど)は、売却時に悪夢を見る可能性がある。

構造や走行に関わる部分の改造は、クルマに負担をかけて寿命を縮めてしまう。
構造や走行に関わる部分の改造は、クルマに負担をかけて寿命を縮めてしまう。

安価な代用品を取り付ける

交換部品を安い代用品にしてお金を節約することは、オーナーの責任の範囲で行う分には悪いことではないが、決してお勧めできるものではない。一般的に、自動車メーカーやボッシュなどのサプライヤーが製造する高品質の部品よりも、安価な社外品の方が早く故障しやすい。そして極端な話をすると、愛車を「走る凶器」に変えてしまい、ドライバーや同乗者、周囲の人々を危険にさらすことになる。

安い社外品を選ぶ際は、何よりも信頼性を重視しよう。
安い社外品を選ぶ際は、何よりも信頼性を重視しよう。

非常識な運転

どんなクルマであろうと、また、情熱や必要性によるものであろうと、結局のところクルマは単なる機械であり、細心の注意と常識を持って操作する必要がある。そのことを忘れてはいけない。

未舗装路の深い轍をスズキワゴンRで乗り越えられるかどうか不安なら、試さないほうがいい。BMW 3シリーズでルイス・ハミルトンの内面を表現したい誘惑に駆られても、道路には他のクルマやバイク、自転車、歩行者がいることを忘れてはいけない。運転には、人生における多くのことと同様、ちょっとした先見の明が必要なのだ。

ハンドリを握る以上、ドライバーとしての責任をしっかり果たそう。
ハンドリを握る以上、ドライバーとしての責任をしっかり果たそう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ロナン・グロン

    Ronan Glon

  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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