豪華過ぎ! BMW新型「7シリーズ」正式発売 価格/サイズ/内装を解説 EVの「i7」登場

公開 : 2022.07.02 05:45

BMW 7シリーズの新型が、日本発売に。「740 d」「740 i」、電気自動車の「i7」をラインナップ。詳しく解説しましょう。

7代目の7シリーズ LWB仕様のみに

画像・スペックは欧州仕様のものを含みます。

BMW日本法人が高級セダン「BMW 7シリーズ」をフルモデルチェンジし、先行販売の限定車につづき、カタログモデルを発売した。

7シリーズは、メルセデス・ベンツSクラスアウディA8と市場を争うラグジュアリーセダン。1977年の初代登場以来、 その時代の最高峰の品質、最新技術を取り入れながら進化してきた。

フロントフェイスを一新した新型BMW 7シリーズ(欧州仕様)
フロントフェイスを一新した新型BMW 7シリーズ(欧州仕様)    BMW

新型は第7世代となり、「プレミアムな品質だけでなく、イノベーション、広範なコネクティビティ、サスティナビリティを特徴とする先進性」を提供し、新たな時代の到来を告げる。

とくに、約半世紀の歴史の中で初めて、電気のみで走行するEV「i7(アイセブン)」をラインナップすることが大きなニュース。

フル電動ならではの快適性を追求し、満充電で約600km(欧州仕様値)を走行する。

また、内燃仕様/EV仕様を問わず、従来型でいうロングホイールベース仕様だけのラインナップとなったのもトピックだろう。

それでは、サステナビリティとデジタル化に本格的に踏み込んだ、新型BMW 7シリーズの概要を確認していこう。

サイズ/デザイン/2トーンカラーについて

新型7シリーズのボディサイズは、全長5391×全幅1950×全高1544mm(欧州値)。ホイールベースは、じつに3215mmに達する。

従来型のロングホイールベース仕様と比べて、全長は約140mm、全幅と全高は50mmほど長くなっている。

グッドウッド・フェスティバルに登場した新型BMW i7(英国仕様)
グッドウッド・フェスティバルに登場した新型BMW i7(英国仕様)    AUTOCAR

フロントデザインは、存在感を放つ大型キドニーグリルと、スワロフスキー製のクリスタル・ヘッドライトが印象的。夜間は、キドニーグリルの縁を点灯させることができる。

優雅で伸びやかなボディサイドは、後席の高い居住性を物語り、ドア・ハンドルをボディパネルに内蔵することで、空気抵抗を低減させた。

リアは、スマートなL字型コンビネーション・ライトと、ガソリン&ディーゼル仕様でテールパイプをバンパー内に隠すことにより洗練されたイメージを演出。

ボディカラーについては、車両の上部/下部を分ける「2トーン塗装」のオプションを、BMW量産モデルとして初めて用意した。

インテリア 後席はケタ違いの豪華空間

新型7シリーズのインテリアは、電脳とラグジュアリーが融合された空間。

12.3インチのメーターパネルと、14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化させ、ドライバーに向けて湾曲させて配置。

新型BMW 7シリーズの後席内装(欧州仕様)
新型BMW 7シリーズの後席内装(欧州仕様)    BMW

コクピット周りは最低限のスイッチ類のみとし、クリスタルを多用して高級感を印象付けている。

パノラマ・ガラス・サンルーフ(標準装備)は、従来型比でガラス面積を約40%拡大。後席まで届くスカイルーフをオプションで用意するうえ、内蔵のLEDにより夜間に幻想的な環境を生み出すことができる。

その後席は、左右のドアにスマホ感覚で設定操作ができるタッチパネルを装備。

また新型では、すべてのドアを車内外から自動開閉することが可能になり、狭いスペースでは適切なドア開度を保持する。

7シリーズらしい装備としては、「エグゼクティブ・ラウンド・シート(OP)」を選ぶと、下肢部クッションが座面と一体となり、後席を42°までリクライニングできるリラックスシートが挙げられる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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