9歳女児はなぜ「車外放出」されたのか? フェラーリとスズキ・ワゴンR事故 原因を取材 広島・福山市

公開 : 2022.07.03 06:25

正しい乗車方法で救える命

事故はいつ起こるかわからない。

追突など避けようがないもらい事故もあるだろう。

チャイルドシートの装着やシートベルトを着用させることは運転者の義務となる。
チャイルドシートの装着やシートベルトを着用させることは運転者の義務となる。    シャッターストック

しかしシートベルトの正しい着用で同乗者の命を守れる可能性は非常に高くなる。

実際、今回の事故でも運転していた63歳の祖父は大けがを負ったもののシートベルトを着用していたので車外に放り出されることはなかった。

チャイルドシートは義務年齢(6歳未満)を過ぎれば不要なのではなない。

その後は一般道でも高速でも全席でのシートベルト着用義務が生まれる。

シートベルトが安全に使える身長150cmまでは必ずジュニアシートを使うのが義務だ。

ベルトを使わずに事故にあったらどうなるのか?

小学生ともなれば、恐ろしさを保護者がしっかりと教えれば理解できるだろう。

お子さんやお孫さんをクルマに乗せるとき、その愛すべき子どもたちの命は父、母、祖父母など運転する保護者に委ねられていることをどうか忘れないで欲しい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    加藤久美子

    Kumiko Kato

    「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。

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