三菱ふそう 大型バス「エアロクイーン」など リコール届出 約2300台対象

公開 : 2022.07.06 05:05

三菱ふそうは、大型バス「エアロクイーン」、「エアロエース」計2305台のリコールを国土交通省に届け出ました。

電装品制御ECU不具合

三菱ふそうは、2022年7月5日付で、大型バス「エアロクイーン」、「エアロエース」(2017年6月9日~2021年9月27日製造)計2305台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

国土交通省によると、大型観光バスにおいて、電装品制御ECUのプログラムが不適切なため、(1)駐車ブレーキを解除しても駐車ブレーキの作動状態を正しく表示しない場合があるほか、制動灯、車両側面のターンシグナルランプ、番号灯、EZGO(坂道発進補助装置)、ヒルホルダなどが機能しなくなるおそれがあるという。

大型バス「エアロクイーン」、「エアロエース」(2017年6月9日~2021年9月27日製造)が対象
大型バス「エアロクイーン」、「エアロエース」(2017年6月9日~2021年9月27日製造)が対象    三菱ふそう

また、同様の不具合に起因して、(2)シートベルトを外した状態であっても「シートベルト着用警告」のポップアップメッセージが表示されないという。

改善策として、全車両、電装品制御ECUのプログラムを対策品に書き換える。

市場からの情報提供によりリコール届出となった。(1)のみ9件の不具合が確認されている。

なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。

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