DS 4 詳細データテスト 快適性は狙い通り ATの制御とブレーキペダルに難あり PHEVは高い

公開 : 2022.07.09 20:25  更新 : 2022.08.23 00:33

使い勝手 ★★★★★★☆☆☆☆

インフォテインメント

DSの広報には満点を差し上げたい。というのも、センターと運転席の画面やヘッドアップディスプレイ、センターコンソールのタッチパッドやもろもろのウィジェットについて、お手軽な説明書を付けて、このクルマを貸し出してくれたからだ。

とはいえ、出来のいいいユーザーインターフェースというものは、そんなマニュアルがなくても使い方がわからなければならない。それでも、好みに合わせて調整し、使い勝手の問題点をいくつか補うことができる。その問題のひとつが、エアコン操作がわかりにくいことだ。

ディスプレイに操作系を統合するなら、もっと使い勝手やレスポンスを高めてもらいたい。それができないなら、実体スイッチに戻してもらいたい。
ディスプレイに操作系を統合するなら、もっと使い勝手やレスポンスを高めてもらいたい。それができないなら、実体スイッチに戻してもらいたい。    JOHN BRADSHAW

ホーム画面は、ナビと温度調整を同時に表示するよう設定することができ、実体スイッチのホームボタンも備わるが、それでも使いやすくはない。Apple CarPlayやAndroid Autoを使うと、ディスプレイ全面がその表示になってしまう。

DSのインフォテインメントシステムは、AppleのSiriを逆から読んだようなIRISという名で、その音声操作はトップレベルの出来栄えだった。タッチパッド上のショートカットを調整できるのも便利だ。しかし、これほどディスプレイのレスポンスが遅いのなら、実体ボタンにしてくれたほうがずっといい。

燈火類

ベーシックグレードであっても、ヘッドライトはLEDで、リヴォリとパフォーマンスライン・プラスの各グレードはマトリックスタイプとなる。後者は走っているのが市街地か高速道路かといった状況を認識して照射パターンを自動調整し、眩惑防止を図る。

ステアリングとペダル

ペダルが片側に寄っていることは珍しくないが、前後方向ではかなり奥まって設置されている。これは、レッグスペースの不足を補うためだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 撮影

    ジョン・ブラッドショー

    John Bradshaw

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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