トヨタ、日野、いすゞなど5社 大型商用車向け水素エンジンの企画・基礎研究開始
公開 : 2022.07.11 07:25 更新 : 2022.11.01 08:41
いすゞ、トヨタ、日野、デンソー、CJPTの5社は、大型商用車向け水素エンジンの企画・基礎研究を開始すると発表しました。
カーボンニュートラル実現に向けて
いすゞ、トヨタ、日野、デンソー、コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジー(CJPT)の5社は、カーボンニュートラルの実現に向けた選択肢の1つとして、さらなる内燃機関の活用を目指し、大型商用車向け水素エンジンの企画・基礎研究を開始すると発表した。
カーボンニュートラルへの道のりにおいて、各国のエネルギー事情の違いやユーザーの使い道の多様化により、車両のパワートレインは、ハイブリッドやBEV、FCEVなどさまざまであり、水素エンジンもその選択肢の1つ。
2021年5月からは、水素エンジンを搭載したカローラがスーパー耐久シリーズに参戦。
水素エンジン技術が進化するとともに、水素を「つくる」、「はこぶ」、「つかう」受け皿が広がるなど、水素社会実現に向けた取組みがさらに加速している。
また、人びとの生活を支える重要なインフラである「大型商用車による運送・物流」領域におけるCO2削減も、カーボンニュートラル社会実現に向けて、取組むべき社会課題の1つ。
今回、いすゞ、トヨタ、日野など5社は、水素エンジンがこの課題へのソリューションの1つであると考え、これまで各社が積み重ねてきた技術やノウハウを活用し、大型商用車における水素エンジンの可能性を検討するという。