絶妙の公道セッティング BMWアルピナB4 グランクーペへ試乗 495psの直6 前編
公開 : 2022.07.17 08:25 更新 : 2022.07.18 10:07
心地良いアルピナの雰囲気が香る車内
B4 グランクーペがこのコースで感動させてくれれば、公道での走りも保証されるといっていいだろう。状態の良くない舗装での、乗り心地の快適性を除いて。といっても、アルピナはこれまでも過ちを犯したことはなかったけれど。
そんなことを思いながら、左前のドアを開きドライバーズシートへ座る。ベースの4シリーズ・グランクーペと同様に、太めのリムのステアリングホイール裏には、シフトパドルが装備されている。
シートやステアリングコラムは、調整域が広い。簡単に、筆者へピッタリのドライビングポジションを見つけることができた。
ブレーキペダルは、想像していたよりストロークが深かった。気温が高く、既に試乗車はサーキットを走り込んでいたためだろう。真新しいコンディションなら、もっと浅いはず。
インテリアは、基本的にBMWのそれと変わらない。だが、レザーで仕立てられている部分には丁寧にステッチが施され、トランスミッション・トンネルの手前側には、シリアルナンバーが記されたプレートがあしらわれている。
ダッシュボードやドアパネルは、カーボンファイバー製のパネルで飾られている。アルピナの雰囲気が香る車内は、心地いい。
メーターパネルのモニターへ表示されるグラフィックスは、オリジナルのものが実装してある。そこに描かれるクルマのイラストも、ちゃんとアルピナ仕様。ボディカラーも合わせてあるという、コダワリがうれしい。
この続きは後編にて。