奇抜すぎるオープンカー 20選 あえて他と違う道を選んだ「変わり者」たち
公開 : 2022.07.16 06:05
ジープ・ラングラー
コンバーチブルの4×4と言えば、おそらくほとんどの人がジープ・ラングラーを思い浮かべるだろう。バービーとケン、デイジー・デューク、そして米国西海岸の道を気ままにクルージングするイメージを思い起こさせるクルマだ。
ルーフやドアを取り外してアメリカンな気分を味わうこともできるし、他に類を見ないオフロード性能でどんな場所にもたどり着ける。粗削りだが、大きな感動がある。
クレイフォード・アレグロ・コンバーチブル
英国のコーチビルダー、クレイフォード社が開発した2ドア・コンバーチブル。ベースは1970年代のブリティッシュ・レイランド(BL)によるオースチン・アレグロだ。
クレイフォードによると、アレグロは完全なコンバーチブルに改造するには強度不足だったため、サンルーフの拡張版としたそうだ。それでも強度が足りず、現場ではシルにコンクリートを充填して剛性を高めるという、ブリティッシュ・ジョークなのか本気なのかわからない言葉まで飛んでいたという。
品質管理上の問題から、クレイフォードがフォードと手を組むまで、わずか17台しか製造されなかった。最終的に9台が現存している。
クレイフォード・ハインツ57ウォーズレー・ホーネット
ウォーズレー・ホーネットは、初代ミニをベースとした上級モデル。これをクレイフォード社がコンバーチブルに改造したのだが、一見すると特に奇妙な点はない。4ドアのミニのオープントップ版というのは確かに目を引くが、興味深いのはその開発の背景である。
クレイフォードは1966年、ケチャップなどで知られる米国の大手食品メーカー、ハインツ社から、スープコンテスト「グレイテスト・グロー・オン・アース」の景品として57台の特注車を製作するよう依頼された。なぜ57台だったかというと、「57 Varieties(57種類の商品)」という宣伝文句に見られるように、「57」がハインツの象徴的な数字となっているためだ。
こうして、通常の方法では決して手に入らない超希少車が誕生した。バーチ・グレーとトーガ・ホワイトの2色のボディカラーが用意され、すべてコンテスト受賞者にのみ配られた。受賞者のほぼ全員が女性だったそうだ。
フォルクスワーゲンIDライフ
2021年のミュンヘン・モーターショーでデビューしたフォルクスワーゲンIDライフ・コンセプト。ペットボトルを再利用したファブリック素材のルーフや、天然の着色料として木片を使用したペイントに注目。本来は、このコンセプトの外観をほぼそのままに市販化される計画だったようだが、企業戦略に変更はつきものである。まもなく登場する市販モデルは「ID.2」と命名される可能性が高く、外観は大きく変わりそうだが、ファブリックルーフが残されていることを期待したい。
画像 個性あふれる型破りなコンバーチブルたち【IDライフからスコダ・フェリシア・ファンまで、各モデルを写真で見る】 全84枚