2022年版 加速性能ランキング 1位は大阪発? 0-97km/h加速3.0秒以下のバケモノたち
公開 : 2022.07.17 06:05
4. ウルティマRS、ウルティマ・エボリューション・クーペ – 2.3秒(0-97km/h)
英国の自動車メーカーであるウルティマは、スーパーカー市場では見落とされがちな存在だが、非常に強力なドライバーズマシンを製造しており、価格1ポンドあたりの性能という点では他の追随を許さない。
旧型のウルティマ・エボリューション(写真)には最高出力1034psを発生するシボレー製6.8L V8スーパーチャージャーが、新型のRSには1217psを発生するLT5 V8スーパーチャージャーが搭載される。
いずれにせよ、0-97km/hのタイムは同じ2.3秒という凄まじい速さだ。マクラーレンF1に搭載されるBMW製V12エンジンのテスト車両に選ばれたのも、このウルティマであることをお忘れなく。
3. ピニンファリーナ・バッティスタ – 2.0秒(0-97km/h)
電動ハイパーカーの先駆けであるバッティスタは、その部品の多くをリマック・ネヴェーラと共有しているが、若干のデチューンにより最高出力を1903psに抑えられている。それでも、0-97km/h加速は2.0秒フラットと、そのパフォーマンスはまさに電撃的と言えるだろう。イタリア生まれの甘美なフォルムも特徴だ。このクルマに乗りたいなら、少なくとも3億円は必要だろう。
2. リマック・ネヴェーラ – 1.85秒(0-97km/h)
ネヴェーラのスペックを見れば、クロアチアの新興企業リマックがブガッティやポルシェと手を組めたのも納得がいく。カーボンファイバー製ボディに4基の電気モーター(各車輪に1基ずつ)を収めたこのマシンは、1940psという驚くべき出力を誇り、0-97km/hで2.0秒を切る偉業を成し遂げた。120kWhの大容量バッテリーを搭載し、1回の充電で約550kmの走行が可能とされている。
1. アスパーク・アウル – 1.72秒(0-100km/h)
EVで2.0秒を切るには、どれだけのパワーが必要なのだろうか。大阪のメーカー、アスパークが考えたのは、4基のモーターと64kWhのバッテリーで2012psのパワーを発揮するというものだった。アウルの車重は1900kgで、理論上の最高速度は400km/hに達する。50台の限定生産で、4億円近い価格で販売された。2021年に納車が開始されているという。