ロールス・ロイスを過激にチューン 真っ赤な超高級SUV「エンペラー」誕生
公開 : 2022.07.20 06:05
ロールス・ロイス・カリナンをベースとしたカスタム車両が公開されました。ドイツのチューニング会社DMCが手がけたもので、空力性能やエンジン出力の向上が図られています。
最高出力614ps エアロも強化
ドイツのチューナー、DMCがロールス・ロイス・カリナンをベースとしたカスタム車両「エンペラー」を発表した。エアロダイナミクスの改良、カーボンファイバー製パーツ、パワーアップを施している。
エグゾーストシステムとエンジン・マネージメント・システム(EMS)を改良し、エンジン出力は570psから614psに、トルクは86.5kg-mから97.3kg-mに向上している。その結果、0-100km/h加速のタイムは4.9秒、最高速度は282km/hとなった。
エクステリアでは、フロントエンドのデザインが変更され、カーボンファイバー製ボンネットを装着している。また、新しいフェンダーにより車幅が標準より4cm広くなっている。
さらに、サイドスカートのデザインを変更し、リアにスポイラーリップを追加したことで、リアのリフトフォースを低減できるという。ホイールは、24インチのマルチスポークを採用した。
高額パーツ満載
インテリアでは、ボディカラーと同じ鮮やかなチェリーレッドのレザーシートとポリッシュドラッカーを使用し、フロアマットとシートにはDMCのブランドエンブレムを配している。
カスタムの価格は明らかにされていないが、パーツの個別価格がいくつか公開されている。
例えば、フェンダーエクステンションは1万9990ドル(約275万円)、カーボンファイバー製ボンネットは1万3490ドル(約185万円)。カーボンファイバー製スポイラーは最大5490ドル(約75万円)、トランクリッドエクステンションは最大3290ドル(約45万円)になると見込まれている。
DMCは、これまでにも高級車ベースのカスタム車両を製作してきた。現在、フェラーリ・ローマをベースに開発を進めており、「アグレッシブなチューニング」を施し、最高出力619psから708psにパワーアップさせる予定だという。