3列シートも! 日産「エクストレイル」新型、eパワーとVCターボ搭載 価格/サイズ/内装を解説

公開 : 2022.07.20 19:15  更新 : 2022.09.06 22:14

内装 ブリッジ構造のコンソール

新型エクストレイルの内装は、上質な心地よさ・タフさを兼ね備えたデザインを目指した。

宙に浮いたブリッジ構造のセンターコンソールは、Wステッチが施されており、ラージサイズのカップホルダーを配置。コンソール下には箱ティッシュやひざ掛けなどが収納できる。

新型エクストレイルの前席内装
新型エクストレイルの前席内装    日産

操作系は、全グレード標準設定となる電気信号式のシフトレバーが電動モデルであることを演出。

ドライブモードスイッチなどはピアノブラック塗装とピンストライプのマットクロームで統一され、インテリア全体の質感はプレミアムクラスに匹敵する印象だ。

またリアドアには、直射日光を遮るロールサンシェードが採用された。

シート素材には、ブラックのファブリックに加え、日産が独自開発した次世代シート素材「テーラーフィット」を初採用。しっとりとした肌触りと包まれる心地よさをもたらすという。

また、タン色のナッパレザー、そしてスキーやマリンスポーツに役立つセルクロスを使用した防水シートも用意している。

最低地上高は? 2/3列目は?

新型エクストレイルはプラットフォームも刷新。これにより、高剛性ボディと徹底した遮音構造を実現し、eパワーの走りの魅力を高める。

最低地上高は2WD車で200mm、4WD車で185mmを確保。

新型エクストレイルX e-4ORCEの3列シート車
新型エクストレイルX e-4ORCEの3列シート車    日産

アクセルペダルだけで車速をコントロールできる「eペダル・ステップ」は、eパワー車で初めてブレーキ協調制御を採用。加減速が多い市街地走行などで、自動的に油圧ブレーキを作動させて、長い下り坂などでも快適にドライブできる。

パッケージングは、2列シート車に加えて、4WD車の中位グレードに3列シート車を用意。2列シート車との差額は、約13万円プラスとなっている。

2列シート車のセカンドシートはリクライニングに対応した4:2:4分割式。アームレスト・スルーを採用しているので、2列目に2人が乗っていても長尺物を積載できる。

3列シート車のサードシートはリクライニング対応で、5:5分割可倒式。ダイブダウン機構を備える。

ラゲッジスペースの荷室容量は575L。荷室の幅、開口幅が広げられたことで積み下ろしが容易となり、9.5インチのゴルフバッグを4個収納できる。

プロパイロット/給電について

新型エクストレイルは、360°全ての方向の安全を確保する「360°セーフティーアシスト(全方位運転支援システム)」を採用。

新たに「SOSコール」や「アダプティブLEDヘッドライトシステム」を装備した。

新型エクストレイルの荷室
新型エクストレイルの荷室    日産

また、高速道路の単一車線での運転支援技術「プロパイロット」に、「ナビリンク機能」を追加。ナビと連動し、地図データをもとに、制限速度に応じて設定速度の切り替えや、カーブに応じた減速支援などを行う。さらに、駐車時に操舵・加減速・変速・パーキングブレーキのすべてを自動で制御する「プロパイロット・パーキング」が、縦列・並列駐車、車庫入れをサポートする。

メーターには、2種類の表示モードを選択できる12.3インチのアドバンスドドライブ・アシストディスプレイを採用。10.8インチの大型ヘッドアップディスプレイも搭載している。

また、センターディスプレイに採用されている12.3インチのNissanConnectナビは、自然な言葉で操作できるボイス・アシスタントやAmazon Alexaが装備され、多彩なサービスでカーライフを快適にする。

サウンド面では、エクストレイル専用にチューニングされた9スピーカーのBOSEプレミアム・サウンドシステムが、臨場感あふれる音場を提供。さらには100V AC電源(1500W)を装備したことにより、災害時等の非常用電源・アウトドア活動での利便性が高まった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事