新型トヨタ・クラウン・クロスオーバー メーカーオプションの選びかた おトクな組合せは?
公開 : 2022.07.23 05:45
そのほかのメーカーOPは?
そのほかのオプションとして興味深いのは、ノイズリダクションアルミホイールが装着される「クロスオーバーGレザーパッケージ」系以外のグレードに設定されている18インチアルミホイールだろう。
上級グレードでは21インチ、ロアグレードでも19インチが標準となるクラウンクロスオーバーだが、それよりも小径でタイヤのハイトが厚い18インチをメーカーオプションとして設定しているのは、タイヤの交換コストはもちろんのこと、乗り心地を重視するユーザーも考慮してのことなのかもしれない。
このクラスでは選択率の高いサンルーフ(トヨタではムーンルーフと呼称)は、RS系にのみ設定され、価格は先代モデルと変わらず11万円となる。
サンルーフ装着車は下取り時にプラス査定となることが多いので、気になっているなら選択しても損はないだろう。
まだまだ普及しているとは言い難いが、道路と車両、もしくは車両同士で直接通信し合い、安全運転をサポートする「ITSコネクト」は「アドバンスト」系に2万7500円で装着可能。
そこまで高額なオプションではないので、長く乗るつもりなら今後の発展を期待して装着するのもアリかもしれない。
最後にご紹介するのは、最も安価な「クロスオーバーX」に設定される37万5100円のディスプレイオーディオだ。
もともと「クロスオーバーX」はディスプレイオーディオレスとなっているため、一部のコネクティッドサービスが使用できない。
そのためこのオプションが設定されているのだが、なんとこのオプションは前述の「ドライバーサポートパッケージ1」に含まれる装備もセットで装着される(さらにITSコネクトも装備される)ので、「クロスオーバーG」に「ドライバーサポートパッケージ1」を装着するよりも安く、同等の装備が手に入るのだ。
もちろん「クロスオーバーX」ではボディカラーが白、黒、シルバー系の3色しか選べなかったり、そのほかの装備も省略されたりするのだが、先進装備がある程度備わりながらも少ない出費で新型クラウンクロスオーバーが欲しいという人には穴ともいえるメーカーオプションかもしれない。