ゴルフR400はホットハッチ市場の台風の目となるか

公開 : 2014.07.22 22:50  更新 : 2017.06.01 02:12

フォルクスワーゲンが今年の北京モーターショーでプロトタイプを発表したゴルフR400は、そのプロダクション・モデルを2016年までにショールームに届けるよう計画がされている。この4WDのホットハッチの登場は、ますますその市場を熱くしそうだ。

このゴルフR400は、来るべきアウディRS3、BMW M235i、メルセデス・ベンツA45 AMGの強力なライバルとなると予想される。ゴルフR400の生産バージョンは、4気筒の2.0ℓターボ・ユニットを搭載するが、そのパワーは400ps/7200rpm、45.9kg-m/2000-6000rpmだと言われている。その結果、1420kgのボディを0-100km/h加速3.9秒で引っ張るという。これは、ゴルフRよりも1秒速く、A45 AMGよりも0.7秒も速い。またトップ・スピードも280km/hをマークする。

AMGの関係筋は、A45 AMGのエンジン、M133型のスープアップ・バージョンをこれに対抗するものとして用意しているという。A45 AMGブラック・シリーズに搭載される予定で、リッターあたり200psにまで引き上げられると、新任のエンジン開発責任者であるクリスチャン・エンデルレは語っている。

一方、アウディもこの10月のパリ・モーターショーでゴルフR400に対抗するモデルを登場させる予定だ。2.5ℓの5気筒ユニットを搭載する新しいRS3がそれだ。まだ秘密のベールに隠されてはいるが、第一世代のRS3の360psよりも20psは大きいパワーを持つと思われる。

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