6台の「マクラーレン・アルトゥーラ」が日本へ MIYAVIとシークレットライブで祝う
公開 : 2022.07.30 08:45 更新 : 2022.11.04 13:49
PHEVスーパーカー「マクラーレン・アルトゥーラ」が、正式に日本ローンチされました。その会場には、ワールドワイドで活躍するギタリストのMIYAVI(ミヤビ)さんが登場!
PHEVスーパーカーと、究極のギタリストが共演
マクラーレンが送り出す最新モデル「アルトゥーラ」の日本ローンチを、国際的ギタリストのMIYAVIが祝った。
「アルトゥーラ・ソニック」と名付けられたこのシークレット・ライブには、6台ものアルトゥーラが登場。
ステージには、フラックス・グリーン(緑)、エンバー・オレンジ(橙)、ボルケーノ・ブルー(青)という鮮やかなカラーの3台が並ぶ。
ピックを使わない独特な奏法と美しい歌声で招待客を迎えたMIYAVIは、楽曲の合間にマクラーレン・ブランドと自らの共通点を話題にした。
固定観念に縛られず、時代をリードしていく「スピリット」に共感するという。
エンジンサウンドが、楽曲の一部に
「気というか、波動というか、本当に気合を入れて作られているのが分かるし、突き詰めて、突き詰めて、新しい時代を切り開いているのを感じた」
「僕はギターの弾き方も、自分のあり方もそうありたい。1回きりの人生だし、自分にしか出せない音、自分にしかできないパフォーマンスを表現していきたいので、マクラーレンというメーカーのスピリットに共感する」
英国製スーパーカーのパワーを感じながら演奏したというMIYAVIは、新曲の「Futurism」を披露。静と動が入り交じる曲の展開について「日本舞踊を舞っているような静寂があり、それもハイブリッドのアルトゥーラの強みの1つ」と語った。
彼のギターとアルトゥーラのエンジンサウンドが共演する轟音、そして時折訪れる静寂は、その言葉を裏付けるような試みだろう。
静のEVドライブ 動の680馬力 どちらも新時代
とうとう日本ローンチを迎えたアルトゥーラは、プラグインハイブリッドを採用する電動時代のスーパーカーとして注目を集めている。
容量7.4kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載することで、エンジンを始動せずに31kmものEVドライブが可能。その一方で、フルパワーを求められた時は680psのシステム最高出力で急加速する。
しかし、その全貌は電動化という言葉だけでは語りきれない。
エンジン形式はこれまでの90°V8ツインターボから120°V6ツインターボへ変わり、8速に進化したギアボックスを組み合わせている。
電気系のプラットフォームも一新され、コクピット内のスイッチ類が大きく姿を変えた。車台となるカーボン製モノコックは、完全な新設計だ。
2010年に設立されたマクラーレン・オートモーティブに、第2章の始まりを告げる新型モデル「アルトゥーラ」の登場。
アクアラインで東京湾を渡り、暗闇のなかで体験した光とサウンドとスーパーカーの共演。新しい時代を垣間見た金曜の夜だった。