ポルシェカイエン・ターボ(551ps)

ポルシェ・カイエンの全モデルにターボが標準装備されているが、車名に「ターボ」が付く場合、ベースモデルよりはるかにパワフルであることを示している。4.0L V8ツインターボは、カイエンGTSの465psから大幅にパワーアップした551psを発生する。

ポルシェ・カイエン・ターボ
ポルシェ・カイエン・ターボ

ランドローバーレンジローバーSVオートバイオグラフィー・ダイナミック(565ps)

ランドローバーが2桁の出力しか持たないレンジローバーを販売していた時代は、とうに過ぎ去った。4代目は、どの仕様でもパワフルだが、究極のスピードを求めるなら、SVオートバイオグラフィー・ダイナミックへとステップアップする必要がある。

5.0L V8エンジンにスーパーチャージャーを搭載し、最高出力は565ps、0-97km/h加速は5.1秒に達する。また、ローダウンサスペンションと、応答性を高めたステアリングシステムが採用され、より優れたハンドリングを実現している。

ランドローバー・レンジローバーSVオートバイオグラフィー・ダイナミック
ランドローバー・レンジローバーSVオートバイオグラフィー・ダイナミック

ロールス・ロイスカリナン(571ps)

ロールス・ロイスはBMWグループの一員だが、初のSUVを開発するにあたり、親会社の部品箱を漁らないという賢明な決断を下した。これまで発見された中で最高の宝石品質を持つダイヤモンド原石にちなんで名付けられたカリナン(Cullinan)は、ツインターボ6.75L V12エンジンを搭載し、フルタイム四輪駆動システムを介して571psをすべてのタイヤへ伝達する。

購入時にはロールス・ロイスと直接交渉して、内装やトリムなど、ほとんどすべてをカスタマイズすることが可能だ。テールゲートのピクニックシートもある。

ロールス・ロイス・カリナン
ロールス・ロイス・カリナン

メルセデスAMG G 63(585ps)

メルセデス・ベンツGクラスは、外から見ると先代モデルによく似ている。それは意図的なものだが、中身はすべて新しくなっている。AMGモデルには、アストン マーティンDBXをはじめ多くのモデルに搭載されているのと同じ4.0L V8ツインターボが積まれている。G 63の最高出力は585psで、この巨大な箱を0-97km/h加速4.5秒という速さで走らせる。

メルセデスAMG G 63
メルセデスAMG G 63

マセラティレヴァンテ・トロフェオ(590ps)

SUV市場において、マセラティは後発組である。しかし、フェラーリ製の3.8L V8をレヴァンテに搭載し、最高出力590psにチューニングすることで、その遅れは十分に取り戻したのではないだろうか。

ただし、欧州で販売されるトロフェオは同じツインターボで581psの出力にとどまっている。シャシーの改良と50:50に近い前後重量バランスにより、エンスージアストはV8パワーを最大限に活用することができる。

マセラティ・レヴァンテ・トロフェオ
マセラティ・レヴァンテ・トロフェオ

記事に関わった人々

  • 執筆

    ロナン・グロン

    Ronan Glon

  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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