紳士淑女は何を選ぶ? 英国で最も売れているクルマ トップ10 2022年1~7月
公開 : 2022.08.05 18:45
燃料価格の高騰や電動化が進む英国では今、どんなクルマが売れているのか。今年7月までの累計販売台数トップ10を紹介します。日産の「あのクルマ」が上位にランクインしています。
もくじ
ー2022年1~7月の累計販売台数トップ10 英国
ー1. ヴォグゾール・コルサ(今年これまでに2万4333台販売)
ー2. フォード・プーマ(2万6台)
ー3. 日産キャシュカイ(1万9097台)
ー4. ミニ 3ドア/5ドア(1万8951台)
ー5. キア・スポーテージ(1万8206台)
ー6. ヒョンデ・ツーソン(1万7173台)
ー7. キア・ニロ(1万5527台)
ー8. フォルクスワーゲン・ゴルフ(1万5343台)
ー9. フォード・クーガ(1万5055台)
ー10. トヨタ・ヤリス(1万3027台)
2022年1~7月の累計販売台数トップ10 英国
半導体不足や生産制限などさまざまな問題を抱える2022年の自動車業界。電動化に大きく舵を切った英国では、今どんなクルマが売れているのか。1月から7月までの累計販売台数のトップ10を見てみよう。
SMMT(英国自動車工業会)の新車登録台数データから、英国の紳士淑女の心と財布を掴んでいる車種がわかる。やはりと言うべきか、ハイブリッドやEVなど電動パワートレインを設定し、かつ比較的安価なものが支持されているようだ。
ちなみに、昨年トップに立ったのはヴォグゾール(オペルの英国版)が販売する小型車コルサだ。部品不足やパンデミックなどの問題は、年を追うごとに緩和されていくと思われるが、メーカーにとっては依然として大きな足かせとなっている。それがトップ10のクルマにどう影響するかはまだわからないが、7月末の時点で、コルサは再び首位に立ったのである。
1. ヴォグゾール・コルサ(今年これまでに2万4333台販売)
コルサが英国で成功している要因としては、PSAグループが開発した新しいシャシーの効果と、ガソリン、ディーゼル、EVと複数のパワートレインが用意されていることが挙げられる。昨年は年間販売台数トップに躍り出て、今年も今のところ1位を堅持している。快進撃は続きそうだ。
2. フォード・プーマ(2万6台)
欧州フォードの人気コンパクトクロスオーバー、プーマ。今月も好調で、2か月連続で国内2位をキープ。ドライビング・ダイナミクスと絶妙な価格設定がウケているようだ。上級志向のヴィニャーレ仕様と高性能のST仕様も追加され、ラインナップが充実している。
3. 日産キャシュカイ(1万9097台)
かつて「デュアリス」の名で日本でも販売されていたコンパクトクロスオーバー。欧州で独自の進化を遂げ、英国では日産のベストセラー車となっている。ハイブリッドの「eパワー」が新たに導入され、電動化への第一歩として、人気をさらに高めるに違いない。
4. ミニ 3ドア/5ドア(1万8951台)
2013年にデビューした第3世代ミニは、モデルとしては古くなっているものの、相変わらずの人気を誇っている。2021年には、フォルクスワーゲン・ポロやトヨタ・ヤリスなどのライバルを抑えて3位にランクインした。
ガソリン車、EV、コンバーチブル、ジョン・クーパー・ワークスといった多彩なラインナップを持つミニは、ドライバビリティと可愛らしいルックスで高い支持を得ている。第4世代の新型ミニは、2023年に登場する予定だ。