ランドローバー・ディスカバリー2(1998~2004年)

欧州では、ディスカバリー2は先代モデルに比べるとあまり好まれないようだが、その分価格も安くなっている。特に2.5L 5気筒ディーゼルTD5の場合は、牽引車としても十分な性能を持っているのでお買い得と言える。

7人乗りが一般的だが、後部座席は非常に窮屈だ。V8はどうしようもなく燃費が悪く、電動アンチロールやエアスプリングなど複雑すぎる仕様もあるが、シンプルなモデルは錆びていない限り魅力的である。

ランドローバー・ディスカバリー2(1998~2004年)
ランドローバー・ディスカバリー2(1998~2004年)

マツダロードスター NB(1998~2005年)

第2世代のロードスターは、AUTOCARがトヨタMR2BMW Z3フィアットバルケッタ、MG Fと比較テストしたところ、らくらくと勝利を収めている。

初代よりもわずかに大きいが、曲線的なデザインは引き継がれており、割とパワフルで運転しやすい。ロータス・エリーゼほど研ぎ澄まされてはいないが、はるかに実用的である。

マツダ・ロードスター NB(1998~2005年)
マツダ・ロードスター NB(1998~2005年)

三菱ランサーエボリューションV(1998~1999年)

日本が誇る高性能セダン、三菱ランサーエボリューションのシリーズ5番目のモデル。IVより本格的に進化を遂げ、過激なオーバーフェンダー、バケットシート、ワイドトレッド、ブレンボ製ブレーキ、エンジンのアップグレード(最大トルク38kg-m)などが施された。1年でVIにバトンタッチしているので、生産台数は決して多くない。

三菱ランサーエボリューションV(1998~1999年)
三菱ランサーエボリューションV(1998~1999年)

日産プリメーラGT(1998~1999年)

この時代のあまり知られていないドライバーズカーの1つ、プリメーラGT。2.0Lガソリンエンジンからは150psしか出せなかったが、0-100km/h加速で8.0秒を叩き出すことができる。希少な存在となっているが、控えめなスポーツスタイルと流麗なハンドリングがお好みなら、探す価値はある。

日産プリメーラGT(1998~1999年)
日産プリメーラGT(1998~1999年)

フォルクスワーゲン・ゴルフ4(1998~2004年)

ゴージャスなインテリア、シルキーなV5およびV6エンジン、そして最高にタイトなパネルギャップ。ゴルフ4はそのすべてを備えている。フォード・フォーカスのような楽しいハンドリングとシャープなスタイリングは別として。

しかし、アウディA3には手が届かないけれど、プレミアムなハッチバックが欲しいという人たちの間で、この世代は絶大な人気を誇っていた。

フォルクスワーゲン・ゴルフ4(1998~2004年)
フォルクスワーゲン・ゴルフ4(1998~2004年)

初代アウディTT(1998~2006年)

20年以上前に発売されたにもかかわらず、当時と同じように今もなお魅力的なビジュアルを保っている。初期のモデルには、フォルクスワーゲン・グループ全体で採用されている1.8L 4気筒ターボが搭載され、四輪を駆動する。

また、2003年には3.2L V6が導入された。2005年には800台限定の軽量モデル、TTスポーツも登場し、1.8Lエンジンの出力は240psに引き上げられた。もちろん、格納式キャンバスルーフを装備することも可能。編集部のおすすめは初期の1.8Lクーペ(最高出力224ps)。

初代アウディTT(1998~2006年)
初代アウディTT(1998~2006年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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