1990年代後半を代表する名車 41選 後編 価値ある未来のクラシックカーたち
公開 : 2022.08.13 06:25
ランドローバー・ディスカバリー2(1998~2004年)
欧州では、ディスカバリー2は先代モデルに比べるとあまり好まれないようだが、その分価格も安くなっている。特に2.5L 5気筒ディーゼルTD5の場合は、牽引車としても十分な性能を持っているのでお買い得と言える。
7人乗りが一般的だが、後部座席は非常に窮屈だ。V8はどうしようもなく燃費が悪く、電動アンチロールやエアスプリングなど複雑すぎる仕様もあるが、シンプルなモデルは錆びていない限り魅力的である。
マツダ・ロードスター NB(1998~2005年)
第2世代のロードスターは、AUTOCARがトヨタMR2、BMW Z3、フィアット・バルケッタ、MG Fと比較テストしたところ、らくらくと勝利を収めている。
初代よりもわずかに大きいが、曲線的なデザインは引き継がれており、割とパワフルで運転しやすい。ロータス・エリーゼほど研ぎ澄まされてはいないが、はるかに実用的である。
三菱ランサーエボリューションV(1998~1999年)
日本が誇る高性能セダン、三菱ランサーエボリューションのシリーズ5番目のモデル。IVより本格的に進化を遂げ、過激なオーバーフェンダー、バケットシート、ワイドトレッド、ブレンボ製ブレーキ、エンジンのアップグレード(最大トルク38kg-m)などが施された。1年でVIにバトンタッチしているので、生産台数は決して多くない。
日産プリメーラGT(1998~1999年)
この時代のあまり知られていないドライバーズカーの1つ、プリメーラGT。2.0Lガソリンエンジンからは150psしか出せなかったが、0-100km/h加速で8.0秒を叩き出すことができる。希少な存在となっているが、控えめなスポーツスタイルと流麗なハンドリングがお好みなら、探す価値はある。
フォルクスワーゲン・ゴルフ4(1998~2004年)
ゴージャスなインテリア、シルキーなV5およびV6エンジン、そして最高にタイトなパネルギャップ。ゴルフ4はそのすべてを備えている。フォード・フォーカスのような楽しいハンドリングとシャープなスタイリングは別として。
しかし、アウディA3には手が届かないけれど、プレミアムなハッチバックが欲しいという人たちの間で、この世代は絶大な人気を誇っていた。
初代アウディTT(1998~2006年)
20年以上前に発売されたにもかかわらず、当時と同じように今もなお魅力的なビジュアルを保っている。初期のモデルには、フォルクスワーゲン・グループ全体で採用されている1.8L 4気筒ターボが搭載され、四輪を駆動する。
また、2003年には3.2L V6が導入された。2005年には800台限定の軽量モデル、TTスポーツも登場し、1.8Lエンジンの出力は240psに引き上げられた。もちろん、格納式キャンバスルーフを装備することも可能。編集部のおすすめは初期の1.8Lクーペ(最高出力224ps)。
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