「メルセデス・ベンツEQB」の知っておきたい話 250と350の違い EVになった7人乗りSUV(比較編)

公開 : 2022.08.12 12:10

EQB 250、EQB 350 走りの違い

基本的な狙い所は「250」も「350」も変わらないのだが、上乗せ分が違っている。

「250」は実用的かつプレミアムSUVとして必要十分。

メルセデス・ベンツEQB 250(ローズゴールド)
メルセデス・ベンツEQB 250(ローズゴールド)    宮澤佳久

一方、「350」は高負荷・高速域の加速の伸びやコントロール性で上回る。パワースペック分だけ速いというよりも、速度変化の影響を受けにくい。

前述の扱いやすさや余力が高速域に至っても持続し、より深いドライビングの余裕をもたらしていた。

特別な存在であることの誇張が全然ない。

電動の能力は走りの質の向上のツールでしかない。これは動力性能だけでなくフットワークにも通じる。

続きは試乗編で。

記事に関わった人々

  • 執筆

    川島茂夫

    Shigeo Kawashima

    1956年生まれ。子どものころから航空機を筆頭とした乗り物や機械好き。プラモデルからエンジン模型飛行機へと進み、その延長でスロットレーシングを軸にした交友関係から自動車専門誌業界へ。寄稿していた編集部の勧めもあって大学卒業と同時に自動車評論家として自立。「機械の中に刻み込まれたメッセージの解読こそ自動車評論の醍醐味だ!」と思っている。
  • 撮影

    宮澤佳久

    Yoshihisa Miyazawa

    1963年生まれ。日大芸術学部写真学科を卒業後、スタジオ、個人写真家の助手を経て、1989年に独立。人物撮影を中心に、雑誌/広告/カタログ/ウェブ媒体などで撮影。大のクルマ好きでありながら、仕事柄、荷物が多く積める実用車ばかり乗り継いできた。遅咲きデビューの自動車専門誌。多様な被写体を撮ってきた経験を活かしつつ、老体に鞭を打ち日々奮闘中。
  • 編集

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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