【現実の環境でテスト】日産アリアB6 2WD 一般道/高速道路/峠道で検証

公開 : 2022.08.16 06:25

峠道を走って 実燃費は?

峠で走った時の燃費はワーストで4.28km/kWhとなり、ベストは、東名高速道路を使用して、沼津市三津浜の、太宰治ゆかりの安田屋旅館まで往復した際の5.69km/kWhであった。

峠での走りは、ESPがスムーズに効いてくれて、気持ちよい走りが可能で、回り込んだコーナーなどでも、同じ姿勢を保ったままきれいに回ってゆくことができる。

峠で走った時の燃費はワーストで4.28km/kWhとなり、ベストは、東名高速道路を使用した際の5.69km/kWhであった。
峠で走った時の燃費はワーストで4.28km/kWhとなり、ベストは、東名高速道路を使用した際の5.69km/kWhであった。    笹本健次

後席からの声としては、広々としていてまったく問題がない、というご機嫌な報告が上がってきた。

今回の試乗のトータルの燃費については、約2週間、819kmを走って、その充電時間の合計は6kWの充電環境で31時間27分となった。

計算してみると総燃費は4.31km/kWhということになる。

アリアの価格は、539万円であるという。

試乗車は、特別塗装やパノラミックルーフなどのメーカー・オプションが76万2300円、ドライブレコーダーや石庭調のフロアカーペット(わたしなら絶対に欲しくない)などのディーラー・オプションが16万4432円で、合計631万6732円となった。

アリアの対抗車は、メルセデスのEQA(733万円)やボルボXC40リチャージ(579万円)、BMW i3(560万円)、i4(750万円)、アウディQ4 40 eトロン(599万円)などになるだろう。

これらの輸入車と比べても、アリアは、商品としての競争力は十分にあるし、お勧めもできる。

あとは、もう一押しのブランド力を何で見せるか、だろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    笹本健次

    Kenji Sasamoto

    1949年生まれ。趣味の出版社ネコ・パブリッシングのファウンダー。2011年9月よりAUTOCAR JAPANの編集長、2024年8月より総編集長を務める。出版業界での長期にわたる豊富な経験を持ち、得意とする分野も自動車のみならず鉄道、モーターサイクルなど多岐にわたる。フェラーリ、ポルシェのファナティックとしても有名。

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