2カメラ式ドライブレコーダー「ユピテルY-230d」の実力は? 3インチ大画面が使いやすい

公開 : 2022.08.16 22:05  更新 : 2023.11.24 14:20

ユピテルの新型ドラレコを実機レビュー。前後ともにフルHD画質で、フロントの背面に3インチ・ディスプレイを搭載。昼・夜のテストをレポートします。

前後2カメラ式の新作 取付方法は?

これからドライブレコーダーを購入するのであれば、前方からの衝突だけでなく「あおり運転被害」の状況も捉えられる「前後2カメラタイプ」がオススメだ。

以前に比べてニーズが増えたため製品バリエーションが増え、価格も下がってきている。売れスジだけに各メーカーとも新機能を搭載したニューモデルを次々と投入してきた。

前後2カメラ式ドライブレコーダー「Y-230d」。従来モデルからデザインを一新。シンプルだが高級感のある仕上げ。
前後2カメラ式ドライブレコーダー「Y-230d」。従来モデルからデザインを一新。シンプルだが高級感のある仕上げ。    浜先秀彰

今回紹介するのはドライブレコーダー・メーカーとしても高い人気を誇っているユピテルの最新ハイグレードモデル、「Y-230d」だ。

写真を見てわかるように本体デザインは非常にスタイリッシュで洗練されたイメージ。フロントカメラ、GPS、Gセンサー、ディスプレイを搭載しながらもスマートでスリムな形状に仕上げられている。

ブラケットはボールジョイントによって最適な位置にセッティングができる。

パッケージされるリアカメラはブラケット一体型のコンパクトサイズ。上下の角度調整ができ、リアガラスとレンズの透き間が小さいために不要な映り込みを防げる。

電源はアクセサリーソケットではなく車両配線(カーナビ配線・ヒューズ配線など)に接続するもので、本体とリアカメラの接続ケーブルはミニバンにも対応する9mのロングタイプを付属。ほとんどの車種に取付けられるだろう。

リアカメラの映像をチェック

このモデルでいちばんの特徴は、3インチの大型ディスプレイを搭載していることだ。

ボディの高さは従来からの2インチ・ディスプレイ搭載機と大きく違わないが、約2倍の画面サイズを実現している。

日中のリアカメラ映像。対角150°の広角レンズを採用する。
日中のリアカメラ映像。対角150°の広角レンズを採用する。    浜先秀彰

画面レイアウトは従来機から大きく変更され、日付・設定を示すステータスバーを廃止することで映像の表示スペースを拡大。さらにメニュー画面の文字サイズは最大で従来の約1.5倍と大きくなっている。

前方視界を遮ったり目障りにならないボディサイズを維持しつつ、見やすく快適な画面を実現しているのは素晴らしい。

フロントカメラ、リアカメラともに200万画素センサーを搭載し、フルHD画質(解像度1920×1080)で映像を記録。しかも高感度なSTARVISによって暗所でも明るく鮮明な撮影が可能だ。

明暗差を自動補正するHDR機能だけでなく、独自の技術で映像感度を自動調整する機能も備えている。

掲載写真のように映像の美しさはクラストップレベルで、昼間はクッキリとしていて鮮やか。夜間は感度の高さが一目瞭然で照明が当たっていない場所の状況までよくわかる。白飛び・黒つぶれも効果的に押さえられている。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

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