マクラーレン・ソーラスGT 単座のバーチャルマシン、まさかの実車販売 スライド式キャノピーで登場

公開 : 2022.08.20 08:05  更新 : 2022.08.20 14:00

販売状況/納車について

車重は「1000kgに満たない」と発表されたソーラスGT。

驚くことに、その強烈なエクステリア・デザインが生み出すダウンフォースは、1200kgオーバーと言われている。

マクラーレン・ソーラスGT
マクラーレン・ソーラスGT    マクラーレン・オートモーティブ

マシンの総重量を上回る空力の鍵を握るのが、2枚の羽で構成される固定式リアウイング。

ダウンフォースとドラッグの比率を最適化し、直線加速の能力が押し上げられるとともに、コーナリング性能は極めて高いレベルに達している。

さらに、フロントの巨大なスプリッターから取り込まれる空気は、車体を前後に貫く2本のグラウンド・エフェクト・トンネルを抜け、リアエンドのディフューザーから後方へ放たれる。

これほどのエアロダイナミクスを持つ特別なマシンとあって、マクラーレンではドライバー育成指導プログラムを用意し、オーナーがその性能をフルに活用できるようサポートするという。

残念ながら25台限りのスペシャルマシンは、全数が売約済み。

ブランドの象徴でもあるディへドラル・ドアとはまったく異なる「扉」を形にして、マクラーレンの新境地を見せつけたソーラスGT。そのデリバリーは2023年に始まるという。

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  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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