ランボルギーニ「ウルス・ペルフォルマンテ」 実車が登場 新型スーパーSUVの注目点は?

公開 : 2022.08.20 16:48  更新 : 2022.08.20 18:05

ランボルギーニが、「ウルス」の新型を発表。会場から実車写真が届きました。パワーアップと軽量化を果たし、新たにRallyモードも加わっています。

新開発カーボン・パーツで、ウルスが変わる

ランボルギーニが、最新SUVモデル「ウルス・ペルフォルマンテ」を発表した。

パワーアップと軽量化を突き詰めた新型スーパーSUVの注目点を、実車写真とともに確認していこう。

「ウルス・ペルフォルマンテ」とステファン・ヴィンケルマンCEO
「ウルス・ペルフォルマンテ」とステファン・ヴィンケルマンCEO    ランボルギーニ

英国価格は、17万260ポンド(2760万円)~。日本市場における価格・導入時期は明らかになっていない。

現行型のウルスに対し、47kgものウェイトダウンと、操舵系の作り込みを進めたペルフォルマンテについて、開発陣は「身軽で、研ぎ澄まされたアスリート」と表現する。

外観上の最大の変更点は、新開発のカーボン製ボンネットだろう。新たなエアフローを得たことによりエンジンの冷却効率を高めている。

アヴェンタドールSVJに着想を得たとされるリアスポイラーは、リアセクションのダウンフォースを38%アップ。

車体後部には、カーボン製バンパー/ディフューザーを奢り、アクラポビッチ製の軽量チタニウム・スポーツ・エグゾーストが顔を覗かせる。

内装は専用仕立て 新ドライブモードも

ボディカラーは、バイ・カラー仕上げとなり、ドア・ハンドル、エアアウトレット、リップスポイラー、ボンネットはブラック塗装だ。

そのドアを開くと、これまでのウルスとひと味違うインテリアが広がる。

ランボルギーニ・ウルス・ペルフォルマンテの前席内装
ランボルギーニ・ウルス・ペルフォルマンテの前席内装    ランボルギーニ

内装は、黒のアルカンターラ仕上げで、ブランドの象徴でもある六角形を象ったステッチが美しい。

ドアパネル、ルーフライニング、バックレストは、ペルフォルマンテ専用の仕立てだ。

ドライブモードのスイッチを確認すると、新たに「ラリー」モードが加わったことが分かる。

ダートや砂地といった不整路における走破性を高めており、アンチロールバーやダンピングシステムにも変更が入ったという。

パワースペック・納車時期について

心臓部は、お馴染みの4.0L V8ツインターボだが、15psのパワーアップを果たした。

現在判明しているパワースペックは下記のとおりだ。

ランボルギーニ・ウルス・ペルフォルマンテ
ランボルギーニ・ウルス・ペルフォルマンテ    ランボルギーニ

最高速度:305km/h
最高出力:666ps
最大トルク:86.5kg-m
0-100km/h加速:3.3秒
0-200km/h加速:11.5秒
100-0km/h制動:32.9m

20mm低められた車高と、16mmワイドになったトレッドに加え、全長が25mm長くなったことで、高性能SUVの名にふさわしいアスリートのような俊敏なイメージが強まった。

軽量の22インチ・ホイールを取り囲むホイールアーチまでもがカーボンファイバー製なのだ。

スタイリングが一層アグレッシブさを増し、動力性能を高め、エアロダイナミクスも強化されたウルス・シリーズの最新モデル。

同社によれば、欧州における納車開始は2022年末までに始まるという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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