公道走るレーシングカー 新型ポルシェ911 GT3 RS 実車公開 サーキット焦点のハードコアモデル

公開 : 2022.08.22 18:25

911の電動化も近い

ポルシェによると、911は2021年、世界で過去最高の3万8464台を販売。SUVがトレンドの中心となる中で、非常に高い人気を保っているという。

ポルシェはモデルラインの多くを電動化する計画を進めているが、911は当分の間、内燃機関を維持する予定。しかし、近い将来にはハイブリッド化も視野に入れている。同社のオリバー・ブルーメCEOは先月、次のように述べている。

モントレー・カー・ウィークで公開されたポルシェ911 GT3 RS
モントレー・カー・ウィークで公開されたポルシェ911 GT3 RS    AUTOCAR

「eモビリティは、当社にとって最優先事項です。同時に、最新の内燃機関も作り続けています。911はこれまで以上にお客様から支持されています。今後数年間で、モータースポーツでよく知られている、非常にスポーティなハイブリッド・システムを911に導入します」

「こうした毅然とした気候保護対策は大切です。わたしは、ドイツ政府のオープンなアプローチと、解決策の一部としてeフューエル(合成燃料)を取り入れるという妥協点を支持します。技術の禁止は、イノベーションのブレーキとなってしまいます。ポルシェは、eモビリティとeフューエルという2つの道を歩んでいきます」

ブルーメCEOによると、新型911 GT3 RSの納車は来年第1四半期の開始する予定であるという。注文の大半は、ヴァイザッハ・パッケージ装着車になると見込まれている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事